内容説明
毛利・村上水軍600隻 VS 織田・九鬼水軍7隻!?
だがそれは、信長が生み出した史上初の鉄甲船だった――
暗躍する戦国大名の忍び、手に汗握る海賊の激闘。
両軍の最先端の武器が天下を決めた!
石山本願寺を制圧したい織田信長は兵糧攻めを成功させるため、支援する毛利軍の補給船を全滅させるよう九鬼水軍に命令を出す。
ところが、毛利軍の擁する村上水軍は最新の爆薬玉を使って、逆に九鬼水軍を蹴散らしてしまう。
信長は船が木製だから燃えると判断、鉄鋼船の建造を命ずるーー
ヨーロッパの大航海時代より300年も早く、鉄鋼船を海に浮かべた織田信長と九鬼水軍の世界最先端の知恵と活躍を描く、前代未聞の歴史時代小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Atsushi Kobayashi
17
なんか、今ひとつでした。文節の組み立てがおかしいかも2024/08/09
さとうはるみ
14
「渡部昇一日本の歴史」第4巻の冒頭において渡部氏は鎖国したから日本は先の大戦に敗北してしまったのだと述べているが岩室氏も同様の主張を述べる。信長が300年世界に先駆けて後の戦艦の原型となる鉄張りの船を作ったり、現在も採用されている方面軍制を作ったのに後の人物はこれを活かさなかった。だから幕末に取り残されたんだと。今もある欧米病は信長が本能寺の変でやられたことに起因しているのだろう。大砲も船も飛躍的に進歩を遂げ、大坂城天守閣をぶち破って講和の決め手にしたのに攻め手の当の家康さん自身が怯えてしまい2025/06/20
ハッピー
4
【図書館】ダ・ヴィンチの新刊情報で気になった初読みの作家さん.石山本願寺を織田軍が包囲して久しいが,一揆軍はなかなか飢えないのは海から毛利が兵糧や武器弾薬を支援している.木津川からの毛利の兵糧を阻止するため村上水軍と戦ったのは伊勢志摩の九鬼水軍.火薬を詰めた焙烙玉で惨敗した九鬼水軍の報告を受け,信長は鉄の鎧を着た船と一貫目の弾を飛ばす大砲にてリベンジを目論む.再戦までの2年間を描いた1冊.2025/02/19
spike
1
核となるストーリー、九鬼水軍と村上水軍の戦いは面白いのだがほかにいろんな要素を盛り込みすぎの感はある。時としてちょっととっ散らかるかな。まあ楽しく読めたので満足です。2024/11/09
Nonot
1
真に強い人は成長し続ける人だと感じされる本だった。負けを引きずらず、次にどうすれば勝てるかを考え抜き、小手先の対策ではなく圧倒的な対策をうつ姿勢、力をかけるベクトルの定め方の上手さが信長の強みだと感じた。面白かった。2024/08/05
-
- 電子書籍
- ふりだしから始まる覚醒者【タテヨミ】第…
-
- 電子書籍
- リトライジュリエット!!【マイクロ】(…