角川ホラー文庫<br> 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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角川ホラー文庫
潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

  • ISBN:9784041140734

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内容説明

「考えうる、最大級の恐怖を」。
たったひとつのテーマのもとに、日本ホラー界の“最恐”執筆陣が集結した。
澤村伊智×霊能& モキュメンタリー風ホラー、
阿泉来堂×村に伝わる「ニンゲン柱」の災厄、
鈴木光司×幕開けとなる新「リング」サーガ、
原浩×おぞましき「828の1」という数字の謎、
一穂ミチ×団地に忍び込んだ戦慄怪奇現象、
小野不由美×営繕屋・尾端が遭遇する哀しき怪異――。

全編書き下ろしで贈る、至高のアンソロジー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

169
最近読んだホラーがらみのアンソロジーの中ではかなり高水準の作品が収めているように感じられました。私の好みの作家さんの澤村伊智、鈴木光司、小野不由美さんが楽しませてくれました。鈴木さんのは「リング」の続編のような感じもしました。ドキュメンタリーノベルのような気もしました。小野さんの作品は「営繕かるかや」の一作品です。他の方の作品の阿泉来童さんの「ニンゲン柱」もかなり気味が悪いものでした。2025/01/01

ミュポトワ@猫mode

131
これだよ、これ!俺が読みたかったホラー!!こういうのだよ、ホラーって!!!もうね、全編めっちゃ怖い!ゾクゾクする!超怖い!!やっぱりさ、ホラーはゾクゾク怖くないとダメだと思うんだよね。ゾクゾク感を味わうために読んでるんだからさ。その点、この本は超正解。全部、ゾクゾク感に溢れているもの。良い!これ以上何も言えないから、ここで終わるけど、この本はホラー好きにはたまらないと思います。ホラー苦手な人には超苦手だろうけどwだって、この本、怖いもんw2024/11/24

ちょろこ

112
ホラーだわ、の一冊。久々に夢でうなされたほどのアンソロジーはホラー以外の何ものでもないっていうぐらい直球のホラーだわ。スーパーでニヤリの澤村さんで好スタートをきり、そのまま恐怖に囲まれていく感じ。阿泉さんの村の因習ものは安定の世界観。リングの懐かしさで攻められた鈴木さん。唯一初読みだった原浩さんも読みやすくてミステリアスな怖さが良かった。一穂さんもバッチリ、雰囲気も味つけも好みでぶるぶる時間が良かった。〆の小野不由美さんもさすが。不気味な暗さの中にぽっと灯りをくれる尾端さんにホッとしたり。全部楽しめ満足。2024/11/03

ひさか

104
2024年8月角川ホラー文庫刊。書き下ろし。澤村伊智:ココノエ南新町店の真実、阿泉来堂:ニンゲン柱、鈴木光司:魂の飛翔、原浩:828の1、一穂ミチ:にえたかどうだか、小野不由美:風来たりて、の潰えるをテーマにした6つの短編。小野さんは、営繕かるかやの尾端が登場して怖い不穏な話が一瞬に日常的な話に変わる様子が心地よい。澤村さんの大掛かりな仕掛けが面白い。他いずれも最怖な作品で、同時発売の堕ちるも楽しみ。2024/09/30

yukaring

98
「考えうる、最大級の恐怖を」をテーマにした豪華執筆陣による書き下ろしアンソロジー。メンバー的に少しミステリ風味なのも嬉しい。一番好きなのは澤村さんの『ココノエ南新天町店の真実』ライターの女性がかつて「心霊スーパー」と呼ばれた店のその後を取材するモキュメンタリー風ホラー。取材を重ねるうちに記事は不穏で不気味な方向へ向かっていく。阿泉さんの村の因習ホラー「ニンゲン柱」には那々木悠志郎センセイが登場してニヤリ。一穂さんの団地に忍び寄る怪異「にえたかどうだか」も団地にありそう設定で想像するとゾクッとさせられた。2024/09/20

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