小学館クリエイティブ単行本<br> 安野モヨコ選集 さくらん

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小学館クリエイティブ単行本
安野モヨコ選集 さくらん

  • 著者名:安野モヨコ【著】
  • 価格 ¥1,881(本体¥1,710)
  • 小学館(2024/08発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784778033514

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内容説明

第二章(全3話67P)を初収録した決定版

デビュー35周年を記念し「安野モヨコ選集」プロジェクト、始動。
遊郭の世界を丁寧に描き、映像化もされた『さくらん』が第一弾を飾る。

本作は、2001年から2003年まで「イブニング」(講談社)にて女性読者に向け連載された時代劇漫画だ。今回の選集では、2005年に特別掲載された幻の第二章(計3話・計67ページ)を初めて単行本に完全収録。最新の印刷技術でカラーもモノクロも原稿から版面を細部まで美しく再現。
さらには、著者が描きセレクトした江戸の美人画も巻末に収載。
耽美な世界を存分に味わえる、特別な一冊をお楽しみいただきたい。

人より多くもらうものは 人より多く憎まれるーー
そこは嫉妬が渦巻く女の世界。

身売りされた幼ききよ葉は、やがて吉原の花形へと上り詰める。
気性の荒さと器量。知性と策略。
花魁として生きる術を身につけたきよ葉がトップに立つのは、たやすいことだった。

だが、華ある世界の裏側は、過酷だ。
型破りなきよ葉に敵は多く、幾度となく罰を受け、傷めつけられ、貶められる。
気の強さの影に見え隠れする、折れそうで、でも苦しいほどにまっすぐな心。

本作を読み終えた後はきっと、

「自分らしく生きる」
「たくましく生きていく」

そう、思えるに違いない。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けやき

29
【再読】単行本初収録3話は初読み。吉原を舞台にした漫画。2025/03/17

紅咲文庫

26
第1章再読、第2章初読。読み友さんのおかげで第2章の存在を知ることができた。自分の死期を悟りつつ遊郭へ来る老人。目を見開いてぼたぼたと涙を落とす、きよ葉。再読した1章のきよ葉はやっぱり眩しいトゲトゲの発光体で、押し込めきれないトゲトゲに突き刺されている様子が苦しい。でもやっぱりきれいで見惚れてしまう。2章を読んだあとに1章の冒頭へ戻れば、また違う色が見える。読めてよかった。2024/07/03

ぐうぐう

25
「安野モヨコ選集」で再読する『さくらん』。単行本未収録となっていた第二章が読めるのが一番の特典。きよ葉改め日暮となっての遊郭の日々が綴られている。「毎年毎年新しいのが咲いて散る 人も桜も同じだの」さらに老い枯れた高野屋文左衛門の言葉が、老い枯れているからこそ沁み入る。『さくらん』の連載が始まったのが2001年、単行本になって読んだのですら二十年も前のこと。漫画の中で過ぎる時間と自身が過ごした時間、登場人物の成長と己れの内的変化がもたらす化学反応が、刺激的で、かつ心地良い再読となった。2024/06/29

あつ子🐈‍⬛

10
映画から。ちゃんと読むの初めてです。男よりも男らしいヒロイン。哀切な恋、美麗なイラスト…こりゃ吉原に憧れちゃう女子が出てくるの分かるわー。私はご隠居様が好きでした。最初はすんごいいけずでしたけど!女遊びというものを知っている通人。馴染みの娼妓に看取られ吉原で息絶える。私女だけど、理想の死に方やんなあ…としみじみと。「きよ葉 桜も人も同じじゃ 花のない間はちいとばかり川向こうで養生して また赤ん坊になって この世に生まれる」死も別れもなんにも悲しいことはないのだな。2024/08/01

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