内容説明
SNSで話題の夫婦の、夫側の目線で初めて語るこれまでの歩み。食えない妖怪絵師として、狐面を売って食いつないだ下積み時代、妻のピアノの才能により回り出した歯車──
これまで妖怪絵師(夫)と助手(妻)だったところ、立場が逆転。アーティスト(妻)と、妻に神性を見出しプロモーションに従事する夫という関係性に。
他のどのカップルにもなぞらえられない、奇妙で特別な信頼関係を綴る、珠玉のエッセイ集。
目次
◯ 、序
一、異
収集癖の私と、多重獣格の妻
野生生物からの置き土産
妻は飲み友達
我々はなにで食っているのか
二、積
妖怪絵師、小さな「鬼」に出会う
妖怪絵師、お化け屋敷で買い叩かれる
狐面を売って生活していた頃
出会い、下積み、突然のピアノ
三、起
スポーツエリート一家に生まれて
たまには私の話を
なぜ動物たちは私より妻になつくのか
われなべにとじぶた
四、開
妻に入信
修行の日々
妻がバズり出す
まさかの人物からオファー
やっとプロになれた?
五、結
異界夫婦の結婚指輪
変な人はおもしろい?
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たっきー
10
Xでたまたま流れてきて戌一さんと妻のふくしひとみさんのことを知った。ふくしさんは本当に不思議な方。運動も音楽も才能があり、それでも親には認められずかなりの努力を重ねてきたのがわかる。そして不思議な霊的な力もある様子。自宅に作ってしまったというバーカウンターでお酒飲めるのはいいな。ふくしさん「今自分は幸せか?って考え始めた瞬間に不幸が始まるから、そんなことは考えない方がいい。大体どこに居たって、それなりに幸せだし、それなりに不幸だよ」。2025/01/11
カマンベールねこ
7
筆者のXをフォローしているため「これ読んだことあるな」「そういえばこんなことあったな」等と思いながら読んだ。とりあえず本を開いた瞬間、上と左右は際々まで文字があるのに対し、下はまるで脚注を印刷し忘れたかのように、妙な隙間があいているのが気になった。きっと何かしらのこだわりなのであろう。筆者の妻であるふくしひとみさんの格言の中には、筆者同様深く感じ入るものもあり、改めて色んな意味で凄い人だと感じさせられた。ところで私の本棚からふくしひとみさんの絵本がいなくなっている。どこへ行ったのだろうか。2025/02/01
ガンジス川沐浴子
2
才能あふれるふくしひとみさん、Twitterでお見かけすると素敵だなあ、というかんじですが、ものすごい努力の人なんだなあ、と。努力している時はみんなひとりぼっち。2025/05/05
うさっぴ
2
興味深い生き方でした。2025/01/01
まみ
1
現実は小説より奇なり、とでもいうべきでしょうか2024/10/05
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