イシューからはじめよ[改訂版]――知的生産の「シンプルな本質」

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イシューからはじめよ[改訂版]――知的生産の「シンプルな本質」

  • 著者名:安宅和人【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 英治出版(2024/09発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784862763563

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内容説明

<p>【時代が変わっても読者が増え続ける】

累計58万部ロングセラー『イシューからはじめよ』改訂版が発売!


「課題解決の2つの型」「なぜ今『イシューからはじめよ』なのか」などを新たに収録</p>

<p>■『イシューからはじめよ』とは?

2010年の『イシューからはじめよ』(旧版)発売以来、知的生産のバイブルとしてビジネスパーソンを中心に研究者や大学生などから幅広く支持されてきました。14年間一貫して売れ続けて累計58万部に到達(紙と電子版、旧版と改訂版を合算)。ビジネススキルの本として異例のロングセラー、ベストセラーとなっています。

そしてこのたび、「課題解決の2つの型」「なぜ今『イシューからはじめよ』なのか」など、読者の実践に助けとなる内容を追加した『イシューからはじめよ[改訂版]』を発行いたします。</p>

<p>■イシューとは?

イシューとは、「2つ以上の集団の間で決着のついていない問題」であり「根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題」の両方の条件を満たすもの。

世の中で問題だと思われていることのほとんどは、 イシュー(今この局面でケリをつけるべき問題)ではありません。 本当に価値のある仕事は、イシューの設定から始まります。</p>

<p>■今回の改訂点

・New「課題解決の2つの型」(コラム)

・New「なぜ今『イシューからはじめよ』なのか」

・New「改訂版あとがき:旧版の裏話と今回の改訂にあたって」

・24ページ増(旧版248ページ→改訂版272ページ)

・全文推敲、一部事例差し替え</p>

<p>■本書の3つの特徴

(1)著者が発見した「圧倒的に生産性が高い人」の共通点

限界まで働き、努力をすれば、本当に目的にたどりつけるのでしょうか? 「圧倒的に生産性が高い人」の共通点──それは、ひとつのことをやるスピードが10倍、20倍と速いわけではありません。ビジネスでもサイエンスでも本当に優れた知的生産には共通の手法がある。それは、今この局面でケリをつけるべき「イシュー」からはじめることです。 </p>

<p>(2)脱「犬の道」! イシューからはじめると、やるべきことは100分の1になる

さまざまな問題がある中で、「いま本当に答えを出すべき」かつ「答えを出す手段がある」問題は、ごくわずか。しかし、気合いと根性で手当たり次第に始める「犬の道」を進むと、本当に重要な問題に取り組めず、意味も成果もない仕事になってしまいます。価値あるアウトプットを一定期間内に生み出す必要のある人にとって、本当に考えなければならないことは何か。本書では、仮説ドリブン、アウトプットドリブン、メッセージドリブンなど、イシュー度と解の質の高める方法を解説します。 </p>

<p>(3)新規事業、リサーチ、商品開発、研究…分野を超えて生きる、究極の思考法。

「仕事のやり方が根本的に変わった」「私のバイブル」「新卒の時から何度も読んでいます」…累計58万部ロングセラーの本書は、経営者、起業家、コンサルタント、デザイナー、研究者から学生まで幅広い方々に支持されています。AI×データ時代の産学官におけるリーダーであり、「価値ある未来のつくり方」を提示する『シン・ニホン』(NewsPicks パブリッシング)著者でもある安宅和人さん。価値観の刷新と新しい行動が求められる中で、本書は「本当に価値あるもの」を生み出したい人の必携書です。 </p>

<p>■なぜ今『イシューからはじめよ』」なのか(本書から抜粋)

この本は、知的生産の現場において空気、常識、権威で判断することや、努力すればなんとかなるという根性論を終わらせ、本当に向き合うべき課題に取り組む人が増えることを期待して書いた。日本はイシューからはじまる社会に近づいているのだろうか。残念ながら、手応えは今ひとつだ。

イシューという言葉自体はずいぶん浸透したが、日本社会で行われているのは、今もなおイシュードリブンではなく空気ドリブンだ。ひとつ断っておくと、僕は「空気を読む力」を否定しているわけではない。重要なのは、空気はあくまでファクトと論理の上にあるべきだということだ。

では、イシュードリブンな社会に移行するには何が必要なのか。かつて電気や化学が登場し今や当たり前になったように、データやAIがない世界に戻ることはないだろう。価値観の刷新と新しい行動は避けられない。一人ひとりの行動変容が不可欠だ。その一助になればと思い、本書ではあまり詳しく触れていなかったことをお伝えしたい。</p>

<p>■目次

はじめに 優れた知的生産に共通すること

序章 この本の考え方──脱「犬の道」

第1章 イシュードリブン──「解く」前に「見極める」

第2章 仮説ドリブン①──イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる

第3章 仮説ドリブン②──ストーリーを絵コンテにする

第4章 アウトプットドリブン──実際の分析を進める

第5章 メッセージドリブン──「伝えるもの」をまとめる

おわりに──「毎日の小さな成功」からはじめよう

なぜ今『イシューからはじめよ』なのか

改訂版あとがき──旧版の裏話と今回の改訂にあたって</p>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

48
問題の本質を見極めて解決せよということを徹底させる本。読むほどになるほどと思うのだが、イシューとは、本質とは何か、あるいはどこかというのを検めるのが極めて難しい。良い問題も、解けない可能性がある場合は相手にしないというのは正しいようにも思えるが、そう判断できるようになるのが難しいなと感じた。とはいえ、効率的に何かを進めるには、この指針はとてもよいと思うのだが、さて、実践できるかというとなぁ。2025/06/05

なかしー

47
本書は、知的生産における「本当に解くべき課題(イシュー)」を見極め、効率的に解決するための思考法を提案する作品です。しかし、読者の中には「内容が抽象的で実践が難しい」と感じる方もいます。このような感想を持つ背景には、日常業務での問題意識の持ち方(検知するアンテナ)や、課題設定する経験不足(それらの事象を誰にも理解可能な言語で記述するスキル)が影響している可能性があります。本書では、イシューの特定方法として3条件を挙げている「①本質的な選択肢である」「②深い仮説がある」「③答えを出せる」。2025/05/05

しん

20
イシューとは一般的には、「課題」や「問題」、「論点」という意味で、ビジネスシーンでは「重要な課題」や「問題の核心」という意味だ。この本では、「知的な生産活動の目的地」や「何に答えを出すべきなのか」などと表現れている。要するに「価値の高い課題を解決すること」に集中すればやるべきことは絞られてくるということだろう。私にとっては非常に難しい本だと感じたのは、私の中で具体性を持って読めなかったからだと思う。この本に書かれている手順で課題に取り組んでみると、もう少し理解が進んだかもしれない。2024/12/10

江口 浩平@教育委員会

19
【ビジネス】オーディブルにて聴了。現Canbaの坂本良晶先生が自著で紹介したことで教育界にも入ってきたように思っているのだが、確かに業界を問わず生産性を高めようと思う人であれば本書は必読である。よいイシューの3条件である「本質的な選択肢である」「深い仮説がある」「答えを出せる」というのは、学校の研修テーマを設定する際に議論をするために教職員間で共有しておきたい。教育委員会でも市の施策をどのようなストーリーラインに乗せて進めていくのか、アウトプットの質を高めるために本書の考えを使っていきたい。2025/03/23

燃え尽きタコ

18
学部生が院に行くまでに読んでおくと良い本として紹介されていたため購入。 序盤から非常に参考になるものの、厳密には実験や仕事が始まってから実践するタイプの内容だなと思いつつ、今でも実践できそうな言語化や人間の理解に関する話などに付箋を貼って読んだ。 読了後、取り敢えず目次を写真にとって記憶から引っ張り出せるようにしてから本棚に置く。犬の道一直線な性格しているので今のうちに読めておいて良かった。2024/11/14

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