精神科医はくすりを出すときこう考える

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精神科医はくすりを出すときこう考える

  • 著者名:仙波純一
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 日本評論社(2024/08発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784535984592

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内容説明

医者は臨床現場で何を考えながらくすりを出すのか。精神科のくすりはどのくらい効くのか、心理療法との違いは何か。平易に語る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

コージー

44
★★★★☆精神科医による、薬物療法の考え方をまとめた本。薬そのものの有用性というより、精神科医の立場や考え方を解説している。薬物療法と、カウンセリングなどの精神療法を比較しているところは面白い。【印象的な言葉】軽症から中等症のうつ病であれば、抗うつ薬療法と認知行動療法は同等の治療効果があり、長期効果は認知行動療法のほうがよいといわれている。2019/01/13

でんか

10
精神科薬理をされていた先生、だったと思う。臨床に則した本かと思ったら違った。最初は統計やらバイアスやらプラセボ、NNTなどの話なので、普通にその辺りの事を知っている人ならば、かなり今更感のある内容。最後の方に、ちょこっとだけ自分の処方の組み立て方というか考え方を書いておられるが、文章としては少しなので、タイトルを見て期待して買うとなんだか拍子抜けします、という話。まあでも値段的に見合った内容と言われればそれまでだが(つまり素人さん向けの値段なので)。2017/11/24

わえ

4
タイトルに惹かれて読む。タイトル通り、精神科医がどのような思考のもとに患者に薬を処方するのかが一般向けに詳しく書かれている。/薬を処方する時、薬理作用を重視するか、EBM(evidence-based medicine)を重視するか、自分の経験を重視するか、主に3つの態度があると考えられる。/専門用語を少し覚えた。ノセボ効果:プラセボでみられる「副作用」、ネガティブなプラセボ効果。NNT(必要症例数)。/インフォームド・コンセントに代わりshared-decision makingが提唱されている。2020/02/11

2
いくつかの批判がある。 第一に、薬物療法が信頼十分ではない説明は多いが、それでも尚薬物療法が必要である考えへの踏み込んだ記述が薄いこと。 第二に、精神科医と患者の溝を埋める事を目的に書いた本と述べつつ「怒らずに、理系科目を学んだ頃を思い出して欲しい」など患者の立場に立つ気が伝わらないこと。 第三に、患者が薬物療法で受ける苦痛への労いがなく、多剤併用への批判を好き放題したのに、薬物療法には答えがない、と、精神科医が皆無知であるかの様な印象を与えていること。 専門性を持った読者が批判的に読むのが良い。2019/12/06

ちょ

2
本当の精神科医の感想なんだろうな と感じる一冊。 必ずしも心理療法が優れている訳でも 薬物療法が絶対という訳でもない。 数多くの症例を経験、勉強しながら、一人一人にあわせる必要があり、 絶対のレシピのいうものはない。 陰謀論的な話や謎理論に惑わされることなく、 治療にあたるべきだ。 精神科の薬の(統計的な)効果の弱さや中断率を受け入れつつ、プラセボと比較した効果を考える。2019/06/14

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