内容説明
五輪エンブレム問題からトランプ現象まで。潜在意識の変容が生み出す新たなリスクを、認知科学者がスリリングに描き出す!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおにし
16
2017年刊。積読している間に旬を過ぎてしまった。佐村河内事件、小保方事件など懐かしい話題の時評が載っている。トランプの出馬の2016年大統領選の直前予想で、米国人の抑圧された政治的願望(政治正義)が、トランプのタブー破りの発言のガス抜き効果によりトランプ人気を呼んだと分析、ガスが抜ければ人気も下がると予想していた。実際はトランプ政権になってガスが抜けるどころか、ガス圧が高まり社会の分断が進んでしまった。著者が現在のアメリカ社会をどのように分析しているのか興味がある。2021/02/11
袖崎いたる
10
社会を考えるのに心理学は使えるし、心理学を考えるのに神経科学は使える。神経細胞ないしはニューロンの着火の因果や仕方を考えると、思いがけず社会の方が説明できたりする。世相としては、情報は実体化するし、名が体を作ってしまうしで、認知の方も大忙し……でもない。拡張された情報はどうも動機付けの点ではもこもこしていて、健忘症的な主体が生産されちゃってる次第。2017/08/30
赤い熊熊
6
テーマがあちこち飛んで、まとまりに欠けたように思います。下條先生の著作はなるほどと思うことが多かっただけに、残念。2018/08/08
anaggma
5
タイトルに釣られて斜め読み。2018/11/03
Riko
3
初出が10年以上前の文章がほとんどなので、コロナ禍を経た今、しかもLLMがもてはやされてる現状の補考を読みたいなあと思ったり。図書館本。2024/08/18
-
- 電子書籍
- 履歴書を書き換えただけなのに(フルカラ…
-
- 電子書籍
- 暴君の嫌われ皇女として生き延びる方法【…
-
- 電子書籍
- マスカレード・コンフィデンス 詐欺師は…
-
- 電子書籍
- くまみこ【分冊版】 67 MFコミック…
-
- 電子書籍
- イブニング 2018年19号 [201…