内容説明
観測開始早々いくつかの大発見をもたらしたアルマ望遠鏡。鮮明な画像とともに、そこに起きている現象を、第一線の研究者が解き明かす。電子化に際して、カラーの口絵画像は本文中の該当個所に挿入し、また一部の白黒画像もカラー画像に置き換えた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yooou
9
小粒ながら情報ぎっしり。判りやすくてよくまとまった一冊でした。のんびり休養の1日に心の栄養をもらいました2017/01/29
わえ
4
チリ・アタカマ砂漠の標高5000mの高原に建設され運用されているミリ波・サブミリ波望遠鏡の「アルマ」による、天文学上の成果が詳しく分かりやすく解説されている。/ミリ波は波長1mmから1cm、サブミリ波は0.1mmから1mmの電波で、数100度以下の天体(星を作る原料になる星間空間のガスや塵)が放つ。/宇宙の進化史では、一般に「小さいものから大きいものへ」、つまり小さい銀河から銀河同士の合体などで徐々に大きい銀河ができると考える。しかし、宇宙の密度の高い領域では大きな銀河がいきなりできる。その領域では星形成2020/01/24
こうきち
1
KindleUnlimitedで読了。本書を読むと、観測のために高度な理論が必要となり、それによる観測がまた、理論を磨いていくという様子がわかります。2019/06/02