内容説明
老耄=原罪=徘徊。死神もろとも(勿笑草もその片われか)夢かうつつかの狭間をひとり低徊する老翁―その思念と回想と幻覚が飄々茫々ひたぶるに洗い出してゆく生の陰影…それでも人は笑うだろうか?老いらくの「青い花」と―。夢幻の境に分け入る、畢生の長篇力作。
著者等紹介
立川洋三[タツカワヨウゾウ]
1928年7月、名古屋市生まれ。東京大学文学部独文学科(旧制)卒業。立教大学ドイツ文学科教授(1994年3月定年退職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。