うつ病への疑問に答える --- うつ病医療のさらなる前進に向けて

著者名：樋口輝彦

日本評論社（2024/08発売）

• ISBN：9784535983977

内容説明

うつ病の臨床に三十余年携わった世界的精神医学者が患者、家族、若手医師、コメディカルが抱く多くの疑問に平易かつ丁寧に答える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[蒼埼鷏]

統合失調症やうつ病の診断基準DSM-Ⅳという単語が説明なく出てくるため、一般向け入門としては難しいと感じた。うつ病にどのような治療法があるか、薬の種類、日本ではどのような治療が用いられてきたか、などは興味深く読めたが、患者・家族に向けた話より、医療関係者に向けた話が多いように感じた。うつ病は原因が解明されていないため、研究の推進を行うべきであることや、患者に十分に時間を掛けられるように医療費のシステムを変えるべきであるといった筆者の主張を強く感じた。現状は色々と問題があるらしい。

2019/04/21

[かこ]

患者目線では特筆する点はあまりなかったように思います。うつ病の治り方、の章は長引いている自分にはほんの少しだけ安心できる部分もあり。