内容説明
抽象的な基本・重要概念に対し、ビジュアルなアプローチと話の流れを重視し、思考順・学習順に構成した教科書。新装版として登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デコボコ
5
ジョルダン標準形まで。行列の分割や、シュミットの正規直交化法、核空間と像空間の関係などの概念を図で説明してくれるので分かり易い。 演習と解説も丁寧だし、独習に向いた良い教科書だと思います。2015/02/14
Sean
4
復習。この辺がわからないとデータ分析出来ないしまず主成分分析出来ない。2016/08/09
MAT-TUN
4
これは良い本。行列式の説明にある碁盤目の図や、線形写像の基本定理(V/Kerf〜Imf)の図の威力がすごい。「いろいろなコンセプトをヴィジュアルにとらえる」という著者のコンセプトは大成功していると言えるだろう。昔は連立方程式の解の構造を調べたりするのはつまらないなあと疑問に思っていたが、初めて線形微分方程式の解の構造と同じなのことに気づいてうれしかった。本書を通じて線形代数の大切さが分かった。演習問題が全部解けるとその章を消化したことがわかるような適度な問題が並んでいる。ガリガリ計算してみましょう。2014/02/24
サンセット
3
LAPACKで行列問題を解いていたら「行列が半正定でない」みたいなエラー文が出て、定置性について調べるために読んだ本。線形代数を習った時は何の役に立つか想像できなかったので、必要に駆られてから学びなおしたのは間違ってなかったと思うけど、読みやすくて細かい所まで説明している本は少ないので役に立った。ビジュアル以前に説明や構成が親切。ただ、レビューを見てジョルダンの標準形はパラ読みで済ませた。欲を言えば、もう一冊別に分かりやすい本と見比べながら読みたかった。2014/12/30
豆乳
3
この本は丁寧で分かりやすく書かれているので、線形代数をこれから学ぶという人におすすめしたいです。