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内容説明
ヤマト建国、壬申の乱といった歴史の転換点で重要な役割を担い、天皇家にも絶大な影響力を誇っていた東海地方の豪族、尾張氏。古代史における重要人物にもかかわらず、その正体を知る者はほとんどいない。なぜなら、尾張氏は最古の歴史書『日本書紀』から消されたからだ――。『日本書紀』は不正確な記述が多いとされているが、考古学が発展した今、『日本書紀』の記述では説明がつかなかった「古代史の謎」の多くが、解明されつつある。それでも、尾張氏の存在は謎に包まれたままだ。もしも、尾張氏の正体と謎めく行動の真意が明らかになれば、古代史の謎はほぼ解けたも同然。本書は、そんな古代史の謎を解く「最後のピース」である尾張氏の実像に迫ることで、正史として残されなかった歴史の可能性を模索する。いったい、尾張氏とは何者で、本当は何をしてきたのか? 時の権力者が『日本書紀』から消したかった、不都合な真実とは? 歴史のミッシングリンクがつながる時、教科書では知ることのできなかった「もう一つの古代史」が浮かび上がってくる――。ヤマト建国、壬申の乱といった歴史の転換点で重要な役割を担いながら、歴史書『日本書紀』から消された東海地方の豪族・尾張氏。尾張氏とは何者で、本当は何をしてきたのか? 時の権力者が『日本書紀』から消したかった、不都合な真実とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fseigojp
8
尾張はナガスネヒコー景行、物部はニギハヤヒー崇神、神武と応神は同時代で九州の南と北からやってきた 関史観の完成か 継体と蘇我、葛城はのこっているが。。。。葛城は神武や応神に協力したはず2024/08/12
みのくま
4
本書は、日本書紀は持統帝と藤原不比等が自身の正統性を主張する為に作られた歴史書であり、古事記はその日本書紀に対するアンチテーゼになっているという。他にも本書はかなり突っ込んだ仮説が語られており少々驚いた。ヤマト王権の創立時や邪馬台国は想像力を逞しくさせる魅力がありロマンに溢れているのは分かるが、さすがに説得力に欠けるのではないか。本書のような内容にありがちなのは、自身の主張に都合が良い史料のみを繋ぎ合わせて使ってしまう事であろう。面白い仮説は沢山あるのだが、そこにある程度の説得力を付与する難しさを痛感した2024/10/24
hiyu
3
論ずるあかなか安定せず、なおかつちょっと推測の域を出ないような印象。冒頭を読むに結構楽しみにしていたのだが。2024/12/11
taipoi
1
前提となる知識が足りておらず、ついていけなかった。 もう少し別の書籍で外堀埋めてから再チャレンジする。2025/04/08
asky0084
1
★✪☆☆☆2025/05/27
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