VTuber学

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VTuber学

  • 著者名:岡本健/山野弘樹/吉川慧
  • 価格 ¥3,740(本体¥3,400)
  • 岩波書店(2024/08発売)
  • ポイント 34pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784000616539

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内容説明

VTuberは,インターネットとコンテンツが連綿と紡いできた文化的,社会的,産業的な試行錯誤による蓄積の結節点にいる存在である.そこからは,情報社会が進展するにつれて現れてきた可能性や課題,多層的な問いを取り出すことができる.気鋭の執筆者陣が,様々な角度からVTuberについて考えるための視座を提供する.

目次

第0章 『VTuber学』をはじめよう……………岡本 健

第I部 VTuberことはじめ
第1章 VTuberの歴史――VRニュースサイト「PANORA」運営者の視点から……………広田 稔
 コラム1 Activ8株式会社代表取締役 大坂武史氏へのインタビュー
第2章 VTuber企業のビジネスモデルと社会的広がり――ANYCOLORとカバーを中心に……………吉川 慧
 コラム2 カバー株式会社CEO 谷郷元昭氏へのインタビュー
第3章 VTuberのエンターテイメント性を考える……………草野 虹
 コラム3 Bravegroup代表取締役 野口圭登氏へのインタビュー
第4章 すべてがVになる――VTuber現象が人類の魂を解き放つ……………バーチャル美少女ねむ

第II部 調査編
第5章 VTuber学入門――どのようにVTuberを調査・研究していくのか……………岡本 健
 コラム4 作家 塗田一帆氏へのインタビュー
第6章 メタVTuberコンテンツの表象文化研究――「匿名性」「有名性」「声」「ジェンダー」から考える……………関根麻里恵
 コラム5 「一生てぇてぇしといてもろて」の探求……………宇野颯樹
第7章 当事者の声をとらえる――「バ美肉」実践者へのアンケート・インタビュー調査……………リュドミラ・ブレディキナ
 コラム6 VTuberコラボイベント調査レポート……………船富未来
第8章 重なり合うアバターたち――VRChatにおけるアバター/ユーザー関係の諸相……………池山草馬
 コラム7 VTuberの図書館活用……………高倉暁大

第III部 理論編
第9章 「VTuber」とはいかなる存在者か……………山野弘樹
第10章 実在する配信者としてのVTuber……………篠崎大河
第11章 人格(ペルソナ)としてのVTuber……………富山 豊
第12章 フィクショナル・キャラクターとしてのVTuber……………松本大輝
第13章 「身体」と「魂」としてのVTuber……………本間裕之

おわりに……………岡本 健

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ナオフミ

34
自分の好きなものについて知りたいと思い手に取ってみたが、こんなにも様々な視点がありこんなにも論理的に考察が可能なのかと感動しました。しかし、どの理論もこれが正解というわけでもないが、全てが正しく感じてしまいます。こういった議論を今後友人と交わせることを楽しみにしたいと思います。最後に自分は直感的には配信者とVtuberはそれぞれ別の存在だと思います。2024/11/20

Eric

18
Vtuberという今まで全く接点の無かった世界。まず、ニコ動やYoutubeはこうやって分析の対象になるのかと新鮮だった。著者のポップカルチャーに対する造詣が深く、自分が中高生の頃に断片的に接してきた体験を俯瞰して見ることができた。Vtuberについては、技術より芸能に近いという点に納得。確かに事務所やスキャンダルによる炎上があり、芸能界と似た特徴を持つ。2025/07/21

寿こと

16
読むのに物凄く時間がかかった……。 内容としては大きく三部(本書中はローマ数字)に分かれていて、一部がVTuberの歴史について事細かに書かれています。 二部、三部はタイトルのVTuber学の通り、学問として調査と理論をまとめています。 時間がかかった理由が、VTuberについて詳しくないので、一部に出て来る単語(人物名、企業名など)が分からず、都度調べていた為。 二、三行に一つ以上知らない言葉が出て来るのは中々きつかったですけれど、調べないと目がどんどん滑っていくので。2024/09/06

播州(markⅡ)

11
Vの歴史から始まり、ビジネスや社会的影響、アイデンティティに哲学的問と多岐にわたっていろいろな論が述べられている。海のものとも山のものともわからないVライバーについて様々な視点を与えてもらい、予想外の知見もあった。まさか学術的論文において、「我々わためいと」という人称がでてくるとは思ってなかったので複雑な顔をして笑ってしまった。たしかに著者1人1人がそれぞれの推しがいるのだろう。 彼ら彼女らは哲学的な部分を読んでみたらVのものとも現(うつつ)のものともつかないという表現がぴったりくるのではないかと思った。2025/03/08

富士さん

7
さすが岡本先生、先駆的なお仕事でした。内容は論考とインタビューからなり、歴史からビジネス、ユーザー研究、存在そのものに対する議論まで幅広く扱われています。個人的には歴史がまとめられているのがありがたかったですし、現象学ファンとしては現象学からのアプローチがあったのがうれしかったです。YouTuber学があるかないかの時にVTuber学が出るのは象徴的な事です。これは、日本のキャラクターコンテンツ研究の蓄積がもたらした成果であって、その体系性が新規の出来事も素早く取り入れる懐の深さを生んだが故だと思います。2024/11/09

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