リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!

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リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!

  • 著者名:篠原佳年【著】
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  • 知玄舎(2024/08発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
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  • ISBN:9784434344626

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内容説明

関節リウマチは、すでに寛解する病気になっている。にもかかわらず、なぜか一生痛みと付き合わなければならない難病として、未だに強い副作用がある免疫抑制剤メトトレキサートやステロイドを処方している専門医が少なくない。しかもその診断には、驚くべきほど多くの誤診がある。40年に及ぶリウマチ治療の臨床経験から、ここ10年余で700に迫るリウマチの寛解症例を実現している医師が、その寛解する秘訣をわかりやすく解説した。「リウマチは炎症がなければ治療不要」と声高に叫ぶ。そして言う「炎症を止めれば、リウマチは寛解する」と。炎症を止めるだけでなぜいいのか? 炎症とは何か? 炎症はどうすれば止まるのか? 従来の免疫抑制剤は一切不要という著者が、リウマチを寛解させる医療の秘訣を、一般人の患者にも理解できる平易なレベルで解説した、寛解に至るリウマチの医療書。

目次

まえがき
Prologue リウマチが寛解するってほんと?
◎――釜石からの患者さんの素朴な疑問――血液検査の意味
◎――見直しが必要な治療薬――なぜ未だに、副作用が強い薬が……?
◎――リウマトレックスからアクテムラへ:完全寛解の時代到来!
◎――多剤併用しない、単剤で寛解する[アクテムラ]とは?
第1章 リウマチと疑う、その前に
◇リウマチ外来――その前に
◇本来リウマチは整形外科の分野ではありません(手術の際は整形外科)
◇リウマチの原因は免疫異常でも結果は炎症なのです
◇リウマチ診断に必須の「血液検査」の基本項目
◇リウマチを疑ったら――チャート式独自の診断基準
◇誤診を止める――診断基準は何?
◇リウマチの治療が必要ない、老化による変形性関節症がほとんど
◇リウマトイド因子が陽性でも、約80%はリウマチじゃない
◇炎症はないが、MRIや関節エコーでリウマチ所見と診断?
◇病院を受診したら必ずドクターに聞いてください(どの病気でも)
第2章 ここが知りたいリウマチ相談~Q&A
Q:相談:どこも痛くないのに早期治療は必要ですか?
Q:相談:なぜ[アクテムラ]がいいんですか?
Q:相談:[アクテムラ]で最初に治療した患者さんのその後は?
Q:相談:[アクテムラ]の治療で驚いたことや気づいたことは?
Q:相談:[アクテムラ]の寛解率9割以上はほんとう?
Q:相談:自己判断できる?
Q:相談:セロネガティブ関節リウマチって何?
Q:相談:血清補体価CH50とは、何?
Q:相談:紹介状がなくてもセカンド・オピニオンは?
第3章 あなたにも出来るリウマチ診断
◇診断症例――リウマチの治療が必要か不要かのポイント
◎――リウマチではないケース【治療×】[RA×]
◎――リウマチ性多発筋痛症のケース【治療○】[RA×]
◎――リウマチの体質でも治療は不要のケース【治療×】[RA○]
◎――リウマチが発症しているので、適切な治療が必要なケース【治療○】[RA○]
第4章 間違いだらけのリウマチ治療「うまくいっていないケース」
◎――原因不明の「貧血」と「炎症」……総合病院では輸血までされていたが、実はリウマチの他に「リウマトイド血管炎」を併発していた、80代女性【治療○】[RA○]
◎――慢性腎疾患のためにMMP-3が上昇し、リウマチの発症と間違われた、60代女性【治療×】[RA○]
◎――17歳で発病~10年経って成人スチル病と診断された女性45歳【治療○】[RA×]
◎――鉄欠乏性貧血だけなのに13歳で若年性特発性関節炎と誤診され、抗リウマチ薬が処方されていた女性20歳【治療×】[RA×]
◎――リウマチも他の膠原病の発症もなかった60代女性【治療×】[RA×]
◎――Ⅰ型糖尿病があるリウマチ治療でステロイドを投与され、重症に陥った80代女性【治療○】[RA○]
◎――大学病院でリウマチの診断基準を無視し、勝手にリウマチと診断された50代の女性【治療×】[RA×]
◎――炎症所見が未確認のまま、強い抗リウマチ薬を投与されそうになった50代女性【治療×】[RA○]
◎――膠原病の体質(抗核抗体陽性)だけでは治療が必要なわけではない40代男性(正しい診断だが、説明が不十分なケース)【治療×】[RA×]
第5章 一緒に考えよう「リウマチ治療」あなたの診断は?
 想定症例その1――指の変形だけでリウマチと診断?
 想定症例その2――リウマチ因子だけでリウマトレックスが処方?
 想定症例その3――リウマチの症状がないのに早期治療?
 想定症例その4――朝のこわばりと関節の痛みはリウマチ?
第6章 再確認・リウマチ発症のメカニズムと治療薬[アクテムラ]
◇炎症を起こすサイトカインの正体は?
◇リウマチの炎症とは――CRPとMMP‐3の上昇
◇炎症を静める原理――CRPの産生を止める治療
◇サイトカインを止める最強の生物学的製剤の[アクテムラ]
◇IL‐6を止める生物学的製剤――[アクテムラ]
◇IL‐6の秘密――CRPとAlb
◇リウマチ寛解の鍵――[アクテムラ]が証明
◇700に迫る症例が証明、[アクテムラ]単剤療法効果
第7章 リウマチ治療がいまも一向に進まない理由
◇新薬が出てもリウマチの治療法が進展しないわけは?
◇リウマチの権威者がなぜこだわる「消えた炎症」
◇日本リウマチ学会の認定薬メトトレキサートとは?
◇不完全なリウマチ検査で、早期治療・予防治療をしてはいけない
◇一生つきあう病気ではなくなった完全寛解するリウマチ
Epilogue 最後にひと言「誤診に注意!」リウマチ外来その前に
◎――なぜなくならない、リウマチの誤診と必要のない治療
◎――最高の医療を求めて――リウマチ医師の矜持
◎――あなたにもできるリウマチ診断のポイントとまとめ
あとがき

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