内容説明
売春防止法は、売春はいけないといいながら、男性の性行動には関与せず、常に女性の性行動のみを規制しています。売春防止法は女性にはなんのメリットもないということで意見は一致しましたが、では、売春自体をどう考えるかとなると意見はわかれました。議論の中で、女性の側にも、「性を売る」女性への差別意識があることが自覚できました。また、売春を認めれば男社会の思うつぼであるという危機意識も売春反対の主な理由として出てきました。II部は、座談会を通して出てきた売春女性への差別、労働としての売春、発展途上国における売春、そして子どもの売春という四つのテーマについて、より多くの人に私たちの問題意識を伝え、議論をしたいという意図のもとに計画したものです。講師として招いた人々は、セミナーを企画した私たち自身が一番、話を聞きたいと思った人々です。皆さん、快く引き受けてくださいました。この本を通して、私たちの問題意識が一人でも多くの人に伝わり、議論を深めるきっかけになればと思っています。(はじめにより)
※本書は、1999年7月発行の『買売春解体新書』の新版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
なー
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女が考える売買春と男が考える売買春は根本的に違う。自己決定が出来て性産業で働くならプロとして認めるべきだろう。利用する客も対価を払ってプロのサービスを受けるのだから立場は対等ということを忘れてはならない。職業の一つとして尊重されるべきだと思う。もちろん、理不尽な搾取は無しで。 2021/12/15
精神崩壊
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P72。宮台真司 × 上野千鶴子 売春解体新書 を読んで息が詰まった。 私は昔、自傷的セックスをしていた。 その時は何も感じなかった。でも今振り返ると苦しい。 宮台真司が言うように、性は単なる道徳や被害の話ではなく、人間の欲望や孤独と深く結びついている。 自分を罰するような性は、自由でも快楽でもなかった。 ただ「生きづらさ」を身体で処理していただけだったのかもしれない。 良いセックスが何かはまだ分からない。 でも少なくとも、自分を壊すものではないはずだ。2026/03/16




