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内容説明
最強のCOOが語る激動の日々
その時、Twitterに何が起きたのか? 一言でい言えば、「破壊」だった――。
買収によりTwitter社に走った激震。リストラ、支払い停止、見えない方針。外資系企業を渡り歩いた著者がその時見たものとは?
【「はじめに」より】
この本はTwitter Japanの社長だった私が、イーロン・マスクによる買収完了後から退職するまでの215日のあいだに起きたこと、見たこと、聞いたことをお伝えするものです。
何が起きたのか? ひとことで言えば「破壊」でした。
多くの仲間が突然解雇され、これまで築いてきた信頼、ネットワーク、エコシステムがどんどん崩されていった。起きた感情は、戸惑い、怒りを超えた、なんとも言えないストレスフルなものでした。しかし一方で、長い目で見たときには、これは「創造」に向かっていくことなのかもしれないと思うこともありました。
Twitter社の改革は、ひとつの民間企業レベルの話を超え、いま日本に蔓延っている閉塞感を打破するうえでも、ひとつの参考になるのかもしれない。(中略)イーロンと出会うことで「このままではダメだ」という危機感を強制的に抱かされた。目を開かされたのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
129
日本はGHQによる占領期に、明治以来の国体をアメリカ流に改造された。経営者としてのイーロン・マスクも、買収した企業の風土や伝統を容赦なく壊し自分の望む世界に作り替えようとする。旧ツイッター日本法人社長として彼のやり様を目撃した著者は、マッカーサー以来の体制破壊の経験者か。全経費の支払いを止め、大量リストラを断行し中間層を排除して命令に忠実なシンプルな組織に再生しようとする強烈な意志は認めるが、他者のことを一切考えない手法は日本人には容認されないだろう。世界滅亡の前日になろうとも日本にマスク流改革は無理か。2024/10/20
よっち
30
イーロン・マスクの買収によりTwitter社に走った激震。当時Twitter Japanの社長だった著者が辞めるまでの215日間を綴った1冊。その時、Twitterに起きたのは一言で言えば「破壊」。リストラ、支払い停止、見えない方針。イーロン・マスク評はなかなか面白かったですが、読んでいると当時人が増え過ぎていたとか、無駄な投資なども多かったとか、Twitter側にもいろいろ問題もあったのだろうなと感じたりもするわけですが、徹底的に破壊してから再構築するくらいの荒療治が必要だったのかはこれから次第ですね。2024/08/28
キタ
20
イーロン・マスクによるTwitter買収完了から自身の退職までの計215日間に起きたこと、見たこと、聞いたことを元 Twitter Japan株式会社代表取締役である笹本氏がまとめた本。ただ、想像していたノンフィクション的なスタイルではなく、推論と著者の考え方が多く少し期待はずれだった。 唯一、イーロンマスクの手法で一旦全ての経費を全てストップして1件1件精査していく手法は、時間がない中でのリストラ的企業の対応案しては非常に参考になった。 2025/07/05
菫子
9
イーロン・マスクさんの元で働いていた方のナマのお話。外資系企業(とくに金融)はどこもこんな感じなので、驚きはなかったです。予想外にイーロンさんはいい人、と思いました。2025/02/16
nobu23
9
イーロンマスクの買収で荒れた、Twitterの日本法人の代表から見た状況やイーロンの働きに関して書かれた本。リストラされただけに、ボロクソに書かれているのかと思ったら、意外と褒めている内容が多かった。イーロン自体のスピード感や破壊的な変更は別の本で多く触れられているが、この本でもその凄まじさが垣間見る事ができる。2024/12/07