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内容説明
生まれたときから身の回りにある「民主主義」の根っこを見つめ、「言論の自由」の研究者プロフェッサー・ケンタと一緒に私たちのこれからについて考える、絵本作家との共作絵本。まずは自分の考えを言ってみることからはじめよう──。謎のイキモノ「くうき」の4コマ付き、コラム&巻末解説付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まる子
21
日本では多数決によって物事が決まる事が多い。選挙もそのひとつ。10,001人の賛成vs10,000人の反対。だった1人の違いで賛成になる。それってどうなの?それだけの反対があるなら、反対の意見も取り入れた進め方も必要だよね。意見があっても同調圧力により声を出せない。集団を率いている人の間違いさえ声にできない。それは徐々にその集団の道を良からぬ方へと。自分の都合が悪い事は言いたくないよね〜(笑)空気を読む事が決して悪いことではないけれど、「静かな多数派」をサイレント・マジョリティというそうです。2023/01/27
makoto018
9
“ある集団がどうすのか 空気や未来を決めるのは 声の大きい「言い出しっぺ 」ではなく 周りにいる人のはじめの反応と たくさんのだまっているわたしたちだ"本書はこれにつきます。昭和世代で言えば、山本七平著「空気の研究」。こんな内容を小学生でもわかるように解説した本。家族や住まい、職場での人間関係が薄れてたり、SNSなどでも見える同調圧力や非寛容性。コロナ禍の差別や空気感を見れば何も変わっていないことがわかる。サイレント・マジョリティではない、物言える多数派が、次の世代に増えてくれば、未来は少し明るくなる。2024/12/29
なま
7
★4.1 集団の中で感じる「くうき」。『空気や未来を決めるのは声の大きい「言い出しっぺ」ではなく周りにいる人のはじめの反応とたくさんの黙っているわたしたちだp54』サイレント・マジョリティは自分に関係無い事は深く考えたくない。皆が賛成する意見に賛成だという状況下で積極的に発言をする声の大きい少数の人、ラウド・マイノリティの発言から空気を察する状況に・・。多数決は対話と少数意見の尊重を忘れずにととく。巻末には関連用語の解説が掲載されており、抽象的な内容も具体化してくれるのが良い。2024/11/26
mawaji
6
グラックな校則を唯々諾々と受け入れていた昭和の中学時代はまさに「思考停止」になっていて大学生の頃まで尾を引いていたように思います。やはり教育は大事で、本書のようなイラスト入りのとっつき易い本に小中学生の頃から馴染んでおくのは大切なことかと思いました。もちろん忖度に塗れ同調圧力に屈しがちな私のようなサイレントマジョリティーのトシヨリなど年齢上限なく読める一冊でしょう。問題提起のイラストや4コマ漫画を解説するようなプロフェッサー・ケンタのコラムという構成が、難しいことを理解する一助になっているかと思いました。2025/07/05
うちボン
4
『この「対話」と「少数意見の尊重」があって、初めて多数決は生きてくる。』『悪の凡庸』『…必要な時に声を上げることの大切さ…』2024/09/23
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