立東舎<br> 夜叉ヶ池(乙女の本棚)

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立東舎
夜叉ヶ池(乙女の本棚)

  • 著者名:泉鏡花【著】/しきみ【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • リットーミュージック(2022/12発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784845638291

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内容説明

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人気シリーズ「乙女の本棚」第29弾は、文豪・泉鏡花×イラストレーター・しきみのコラボレーション!
戯曲としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。

人の生命のどうなろうと、それを私が知る事か!
......恋には我身の生命も要らぬ。

竜神が住むといわれる夜叉ヶ池。1日3回鐘を撞かなければ、池から津波が起こり、村は水の底に沈んでしまうという言い伝えがあった。

泉鏡花の名作が、有名ゲームのキャラクターデザインなどで知られ、本シリーズでは萩原朔太郎『猫町』、『詩集『青猫』より』、江戸川乱歩『押絵と旅する男』、夏目漱石『夢十夜』、坂口安吾『桜の森の満開の下』、谷崎潤一郎『魔術師』を担当する大人気イラストレーター・しきみによって描かれる。
名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

105
1913年3月初出。泉鏡花の妖しい世界。夜叉ヶ池は、岐阜県と福井県の間にまたがる実在の池。千年前の平安時代に生まれた夜叉姫神話を、今から百年前戯曲にした。大正時代にこの神話はまだ信じられていたのでしょうか。旱魃の雨乞いに、村一番の美女を牛の背に裸身で乗せて生贄にするとは、なんとも前近代的な話し。夜叉ヶ池には竜が棲み、綺麗な石が毒蛇の鱗、花は人の目を誘い、水は人の心を引くなど古語で読みにくかったが、美文にしきみの美しいイラストレーションが映えます。夜叉ヶ池まで登山してみようかな。ちょうど紅葉の時期ですね。2023/10/13

寂しがり屋の狼さん

72
乙女の本棚シリーズ29冊目📖『泉鏡花』さんは外科室に続き2冊目。押絵は同シリーズでは、おなじみの『しきみ』さん💕(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)2023/06/03

J D

65
 コロナに罹患する直前に読んだ本。コロナにヤラれてようやくダルさが抜けて来たのでとりあえず読んだ本をアップします。このシリーズは、キレイな挿絵に助けられます。白雪も百合も美しい。昔は、こんな悲しいことが、本当にあったんだろうな。体調もだいぶ回復してきたので、これから、ぼちぼち読んで行きます。2024/06/03

優希

50
大好きな幻想の物語。夜叉ヶ池の伝説は大正時代になってもまだ信じられていたのでしょうか。生贄を捧げるというのがあまりにも美しく残酷で鳥肌が立ちました。伝説はいつまでも伝説として残るのかもしれません。2023/11/10

Comit

42
県立図書~「乙女の本棚」シリーズ第29弾~泉鏡花×しきみ~風化しつつある龍神伝承にまつわるお話。龍神の鐘撞き晃と百合の恋、龍神白雪の恋がそれぞれ描かれていますが、結末は明るいものではありません…ラストのイラスト、彼らが常世でにこやかに過ごせていますように。2023/03/08

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