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内容説明
昭和30年代の東北の町に暮らす少年たちの躍動感に満ちた一年間を描く。小学生から中学生までの地域の子ども集団が生き生きと輝きを放っていた時間を描いた渾身の記録少年文学。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
林芳
1
子どもたちだけの世界。今のどこにでも大人が顔を出し、危険を事前に回避する世界から見ると、なんと生き生きしていることか。そして、解説で「子どもたちの手仕事」と書いてあるように、子どもたちが何でも手作りしている。「手仕事」という言葉の使われ方は、大人が代々受け継がれてきた工芸ものを作り出すイメージだが、確かに子どもたちも、日用の道具としては使われなくても、ものをしっかり作っているんだ!そして作ることが好きなんだ!っていう気づかされたことが嬉しい。2023/02/14
oko
0
オルタナティブスクールを開いているコウちゃんからプレゼントされて一気読み 面白かった! 父に読ませたいな、って思った 昭和の子どもたちの生き生きとした姿が豊かに描かれていて、絶対に最初に読んではいけない「あとがき」で全て腑に落ちた 子どもは子どもの世界を生きていた 大人の支配下でも管理下でもない 遊びは手作りだった 失敗もあった 心がグラグラする経験もあった でも、それがよかったんだ それをさせないとなんだよ、って強く思ったのです2024/03/05