進撃のドンキ 知られざる巨大企業の深淵なる経営

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進撃のドンキ 知られざる巨大企業の深淵なる経営

  • 著者名:酒井大輔【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 日経BP(2024/08発売)
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  • ISBN:9784296205158

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内容説明

ただの「面白ディスカウントストア」ではない。異端児ドン・キホーテの「ド真面目」な経営に、日経ビジネス記者が迫る――。

成熟しきったかに見える小売業界で、
「この手があったか!」と思わせる。
そこに戦略の醍醐味がある。
◆一橋ビジネススクール特任教授 楠木建氏 推薦!

すべての謎を今、解き明かそう。
◎現場が好き勝手やっているのに、しっかりと利益が上がるのはなぜか?
◎カリスマ創業者・安田隆夫氏が退いてから、成長がさらに加速したのはなぜか?
◎出店反対運動に放火、前社長の逮捕……数々の事件を乗り越えられたのはなぜか?
―― 権限委譲によって仕事はワーク(労働)ではなく、ゲーム(競争)になる!

気づけば売上高2兆円の巨大企業。今や「セブン、イオン、ドンキ」と称され、総合小売3強の一角をなす。怒涛の34期連続増収増益を支えるのは、小売業界の王道「チェーンストア理論」に反旗を翻す、逆張り戦略。「ポップ洪水」に「圧縮陳列」。アルバイト店員に商品の仕入れから値付け、陳列まで丸投げして、ドキドキ・ワクワクにあふれた「売り場」ならぬ、「買い場」をつくる。目指すは、理念の力で永続する『ビジョナリー・カンパニー』だ。

目次

第1章|日本の食は「第2の自動車産業」
…まるで日本の「デパ地下」/ロサンゼルスで「トーキョーセントラル」
第2章|変幻自在の店づくり
…全国で勃発「しくじっちゃいました」/「Z世代の聖地」になったドンキ/東京駅で菓子と酒に「全振り」 ほか
第3章|型破りの商品づくり
…“主張強め”のパッケージ/みんなの75点より、誰かの120点/意外とドまじめ!? 商品会議に潜入 ほか
第4章|仕事をゲームにする仕組み
…「ミリオンスター」と「アンサーマン」/圧縮陳列を競う伝説の「D鉄」/「バイト上がり」が活躍するドンキ ほか
第5章|ドンキ流が総合スーパーを救う ―小売り第三極の布石―
…実験場となった「ダブルネーム店舗」/ドンキを強くした「ユニーの生鮮」 ほか
第6章|創業者・安田隆夫
◎ インタビュー「店は作品、店員が主役だ」
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
創業会長兼最高顧問
安田隆夫氏
第7章|真のCEOは「源流」
◎ インタビュー「社長は会社の主役にあらず」
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
代表取締役社長CEO ドン・キホーテ社長
吉田直樹氏

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

66
面白かった!あらためてドンキの底力を思い知りました。著者は日経ビジネス記者で、現在は日経BPロンドン支局長の酒井大輔氏。著書に「ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか」がある。今や「セブン、イオン、ドンキ」と称され、総合小売3強の一角となった巨大企業ドン・キホーテ。そんな「業界の異端児」ドンキの「ド真面目」な経営に日経ビジネス記者が迫った渾身の一冊。日経ビジネス巻頭特集31頁で収まり切れなかったエピソードたちをあらためて一冊の本にまとめています。しかも全ページオールカラー。2025/02/20

nonpono

45
若い頃、家のすぐ近くにドンキが出来るという噂から、反対運動になり、24時間営業が阻止された顛末は聞いていたが、いつのまにか周りの土地を店舗として増やし、24時間営業になり、あなどれないお店としての印象を抱く。今、住む街にもドンキが出来たが、駐車場は県外ナンバーあり、若い人が多く、ある種、遊び場のような活気がある。ドンキといえば、バイトに責任権限を与えた展示で有名だが、今や目安箱みたいに消費者に意見を募集したり、辛口レビューも削除せずに載せたり、相変わらず攻める姿勢、消費者を巻き込む姿勢がいいなと思った。2024/09/28

山田太郎

24
給料安そうで、日曜日休めないというか正月も下手すれば仕事のような業界だけど、この会社は面白そうな気はしないでもない。タイトルの進撃は止めた方がいいと思うが、止める人間いなかったのか。紗倉まなはさくらまやと芦田愛菜からの由来であるとかそういうものではないかと思わないではない。違うな少し。遊びがあるというかちょっとふざけてもいい会社は素敵だよなと思った。2024/12/28

templecity

16
ドンキは現場に権限を委譲していて、仕入れ、販売方法、キャッチコピーなどバイトにも考えさせている。ゲーム感覚で考えるようにしている。当然失敗もあるが、それを前向きに教育の場としている。その結果、創業40数年で右肩上がりに成長と続けて2兆円を超す売上高を達成している。 2024/12/21

いざなぎのみこと

11
実は小売業第4位に躍進しているドンキグループ。海外進出もしており、インバウンド効果も最大限に生かしている戦略を社員へのインタビューを交えて紹介する一冊。店頭での焼き芋販売からお客に全振りのアプリ、しくじり市やお酒やお菓子のコンセプトショップに至るまで、トコトン攻めに攻めまくる経営に感服しました。「皆の75%より誰かの120%」という考え方は今の多様性の時代に刺さるのでしょう。ドンドンドン、ドンキー〜ドンキホーテ🎵というメロディが頭から離れなくなる一冊です。2025/01/28

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