内容説明
幕末・明治期の日本学の最高権威といわれる英国人サトウ。彼がのこした膨大な日記から,日本内陸旅行にかかわる部分を抄出してその手書日記から直接訳出した労作。第2巻は,富士登山, 日光, 八丈島, 関西などへの旅行。
感想・レビュー
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壱萬参仟縁
19
日光、足尾銅山、富士山、八丈島に、伊勢神宮と、 盛りだくさんの訪問先。 今では、世界遺産など外国人にとって欠かせない 観光地だが、当時としては先駆的だったのだろう。 72年。 外国人の宿泊を嫌う理由(62頁下段~)。 案内人の賃金は1ドルと宿代であるが 高すぎる。宿の人間と、高すぎると申し 立てた人夫との間で口論のため、 75セントで同意した。 25%引きとは思い切った値切り方。 群馬県法規では、 パスポートの写しを送付したようだ(64頁上段)。 サトウ氏は遭難の憂き目に遭ったとも(69頁上段)。 2014/04/18