マーガレットコミックスDIGITAL 従僕と鳥籠の花嫁 4

著者名：本田楓【著者】

集英社（2024/08発売）

• ISBN：9784088430324

内容説明

繋いだその手をもう離しはしない――　藤乃とその使用人・廣臣は両想いとなるがそれを知った藤乃の父は大激怒し、ふたりを引き裂く。次に藤乃の前に現れたとき、廣臣は神崎家の使用人となり表情のない変わり果てた姿だった…!?　大波乱の恋愛、ついにフィナーレ！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Nyah]

神崎と院瀬見の両家から結婚を迫られ、唯唯諾諾と従っているように見せながらも、藤乃は廣臣の気持ちを確かめる。そして、用意周到な廣臣により二人の間の障壁を崩し‥。感無量。大団円は気持ちいい。悪玉の藤乃父が嫌すぎたから、正義の鉄槌喰らわされ、これ以上悪いことは起きないと読者は安心できますね。神崎も新しい進路に羽ばたき、良き最後でした。

2024/08/28

[かなっち]

毎度毎度の胸糞展開に読んだ後悔が襲いつつも手に取り続けた本シリーズも、とうとう最終巻を迎えました。使用人と、彼に想いを寄せる令嬢の身分差ラブストーリーです。最後まで人でなしの父親が立ちはだかりましたが、殺されるというまさかの展開で幕引きとなりました。大っ嫌いだったので全く胸が痛みませんし、その前に母親と和解していたので良かったと思います。と書きつつ、アッサリし過ぎて、物足りないのは否めませんが…。一方、長年の想いを成就させた2人を祝福したいのですが、最後まで好青年だった神崎さんがただただ不憫で切なくて…。

2024/10/02