内容説明
クルアーンにはモーセやイエスといったユダヤ教・キリスト教の重要人物たちも預言者として登場する。いったい彼らとイスラームとはどういう関係なのか? なぜ同じ預言者同士でありながらムハンマドに下されたクルアーンが最も正しい聖典とされるのか? 本書ではまずシーア派とスンナ派の違いなどの基礎知識を紹介しながらムハンマドの生涯を概観し、イスラームの成立過程をたどる。その上で天から下されては更新されていく「啓示」の基本構造を説明し「ジハード」などの聖句の意味をクルアーンを読みながら解説する。イスラームの考え方や行動の意味が根本からわかる格好の入門書。
目次
増補版はじめに/初版はじめに/第一章 クルアーンとはいかなる聖典なのか? /1 クルアーン誕生の経緯 アッラーの啓示から書物へ/2 クルアーンの構成と内容/3 読誦されるクルアーン 日常生活のなかで/第二章 預言者たちとクルアーンに先行する諸啓典/1 「啓典の民」と「純正一神教徒」 クルアーンのユダヤ教・キリスト教徒観/2 預言者たちと啓典 アダムからアブラハムへ/3 モーセの「律法の書」、ダビデの「詩篇」、イエスの「福音の書」/4 クルアーンの優越性/第三章 「天の書」とクルアーン/1 クルアーンが語るクルアーン その自己認識/2 「天の書」と人間の運命/3 「記録の書」と人間の自由意志/4 「天の書」からクルアーンへ 啓示が下される時/第四章 日本人とクルアーン/1 英雄「マホメット」への関心 大正のクルアーン訳/2 「亜細亜との連帯」を目指して 戦前のクルアーン訳/3 学問と信仰 戦後のクルアーン訳/第五章 改宗者ムスリムとクルアーン翻訳/1 ムスリムに改宗した人たち 「危険分子」か「仲介者」か/2 ヨーロッパの改宗者ムスリムによるクルアーン翻訳書/3 アメリカの改宗者ムスリムによるクルアーン翻訳 女性の活躍/4 日本の改宗者ムスリムによるクルアーン翻訳/あとがき/主要参考文献〈初版〉/主要参考文献〈増補版〉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラウリスタ~
kentake
Mits
すい🕊️
○○○ ○○
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