行動経済学が勝敗を支配する 世界的アスリートも“つい”やってしまう不合理な選択

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行動経済学が勝敗を支配する 世界的アスリートも“つい”やってしまう不合理な選択

  • 著者名:今泉拓【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 日本実業出版社(2024/08発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784534061102

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内容説明

■スポーツの名シーンから行動経済学の理論がしっかりわかる
スポーツは選手の心理が色濃く反映します。
そのため、記憶に残る名シーンほど行動経済学の視点で分析すると次のような発見があります。

・2022年サッカーW杯のPK戦の決め手は「損失回避バイアス」
・日本記録が更新されない男子マラソン界に風穴を開けた「概数効果」
・2009年WBC決勝の劇的タイムリーを呼び寄せた「サンクコスト」

他にも、勝敗に影響をもたらす「競技場の形状」や「ファンの声援」、スキルを上達させる「コートの工夫」など、実例をもとに勝敗と心理の相関関係を解説します。

■スポーツ観戦が楽しくなる! 勝つための戦略が立てられる!
「どうしていま、○○のプレーを選択したんだろう?」
「あの場面で、○○の戦略をとっていたら勝てたかもしれないのに!」

スポーツ観戦をしているとき、または自分が選手としてプレーをしているときに、このような気持ちになったことはありませんか?
じつは、厳しい練習を日々重ねている世界的アスリートでさえ、人間の不合理によって“勝つためのセオリー”通りにプレーできないことがあります。
行動経済学がわかれば、スポーツ観戦が楽しくなり、自分がプレーをしている人は、行動経済学の視点で「勝つための」戦略が立てられるようになります。

■“ついやってしまう人間の不合理をスポーツの数値データで分析
スポーツデータは、特に次の3点で行動経済学の理解に適しています。

①正確性:映像が残っていることが多く、正しいデータか確認することが容易
②明示性:ルールや判定などの基準が専門家だけでなく一般にも公開されている
③長期的な蓄積:100年以上の試合のスコアや出場選手の成績が公開されている

実際のスポーツデータをもとに、グラフや表を用いながら行動経済学が初学者でも楽しみながらより深くわかる1冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ue3104

4
めちゃくちゃ興味があって、やっと読めた。 知らず知らずにうまくいく法則に則った行動を起こしていたり、またその逆だったり…ただ、確率の話でもあるのかなと。知っていて損はないお話しでした。2024/08/10

ヤスダ

3
★4.5 良本。 各章の構成も、本全体を通しての解説も大変分かりやすく、興味深い。 スポーツのルールも人間が作ったはずなのに、そのルールに対して不合理な選択をしてしまう点は、人間が不完全なことを浮き彫りにしているようで面白い。 そして、”おわりに”にある「”他者にやさしくなれる”社会を実現したい」という観点と言葉に、涙が出そうになるくらい感動した。 私も人間の不完全な点に寄り添い、赦せる人間を目指したい。2024/07/21

あさ

2
おもしろかった。ちょうど今見てたプロ野球の試合で「球審クソすぎるだろ」と思っていたところ。ファンの声援によって審判の判断が左右されるとか、おもしろいけれどそんなんで変わってしまうなら人間にやらせないでくれという気持ちです。2025/07/13

コウジ

1
スポーツを通して行動経済学を説明。数字的には勝敗に不利な行動をなぜ選択してしまうのかがよくわかった。2025/03/19

さめ

1
行動経済学の考えをスポーツにあてはめて説明してる。損失回避バイアス、見方による違いのフレーミング効果、概数効果、同調効果、サンクコスト、ナッジと、少し無理があるけど影響がありそうな考え方をまとめてる。こういうこともあるけど、これが全てではないとわかって書いているんだろうなー。でも、二重課程理論、注意力の枯渇は実に面白い。2024/11/24

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