春、出逢い

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春、出逢い

  • 著者名:宮田愛萌【著】
  • 価格 ¥1,771(本体¥1,610)
  • 講談社(2024/08発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065363003

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内容説明

短歌の力は、アイドル歌会で折り紙つき。
愛萌さんだから描けた等身大の青春に、心が弾みます。――俵万智


存続危機の文芸部が目指すのは、短歌甲子園出場。
三十一文字に込めた世界をめぐる初の青春小説。

東京都立櫓門高等学校文芸部・二年生で部長の吉徳紅乃は、先輩の木虎礼登と部員集めに奔走していた。
顧問の先生の提案から短歌初心者が多い中、八月に開催される短歌甲子園出場を目指すことに。
瑞々しく等身大の言葉で競い合う、作家・宮田愛萌が描く高校生たちの熱き青春譚。

物語を彩る、宮田愛萌さんによるオリジナル短歌を約六十首収録。

初回限定 特製短歌しおりをランダム封入(全五種)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

信兵衛

17
ストーリーの若々しさ、そして集まった文芸部員たちの健やかさが、何と言っても本作の魅力です。 そしてもうひとつ、高校生たちが詠む短歌(もちろん宮田愛萌さんのオリジナル)を味わえることも楽しい。2024/09/13

てってけてー

11
短歌の大会ってこんな感じなのかと思った。決められた文字数やリズムの中で戦う趣きとその意味を説明して淡々と勝敗が決まる。段落数にも意味があることを知った。朱那とべにの関係が微笑ましかった。2025/08/10

ちょこ

10
短歌甲子園を目指す高校生を描いた連作短編集。短歌って面白いなあ。教科書でしか短歌を知らなかったけど現代短歌もいいね。写真を撮るみたいにその瞬間を言葉で切り取るのが短歌なんだなあ。歌集も読んでみたいな。2024/11/06

うにだ

4
きらきらとした、短歌という名の光の粒がちりばめられた美しい小説。決められたきまりの中で表現されるものは、きまりという枠を超えて伸びやかに煌めいている。2024/09/27

わいほす(noririn_papa)

3
高校生の短歌甲子園を舞台にした小説。ある意味、チャレンジングである。美術や音楽なら言葉を駆使して個性や特徴を形容し、その作品を読者の想像に委ねることができるが、短歌は作品そのものを読まれてしまうので、登場人物の個性や優劣を書き分けるのは難しい。しかも読者が直接鑑賞できてしまうため、登場人物よりその歌の好き嫌いが先に出てしまう。スポーツや演劇のような動きもない。もっと万葉オタクや恋多き人など突出した個性や恋愛模様を出したら書きやすかったかもしれないが、三行書き短歌の面白さのみで勝負しているのが若々しく潔い。2025/09/12

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