内容説明
短歌の力は、アイドル歌会で折り紙つき。
愛萌さんだから描けた等身大の青春に、心が弾みます。――俵万智
存続危機の文芸部が目指すのは、短歌甲子園出場。
三十一文字に込めた世界をめぐる初の青春小説。
東京都立櫓門高等学校文芸部・二年生で部長の吉徳紅乃は、先輩の木虎礼登と部員集めに奔走していた。
顧問の先生の提案から短歌初心者が多い中、八月に開催される短歌甲子園出場を目指すことに。
瑞々しく等身大の言葉で競い合う、作家・宮田愛萌が描く高校生たちの熱き青春譚。
物語を彩る、宮田愛萌さんによるオリジナル短歌を約六十首収録。
初回限定 特製短歌しおりをランダム封入(全五種)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
信兵衛
17
ストーリーの若々しさ、そして集まった文芸部員たちの健やかさが、何と言っても本作の魅力です。 そしてもうひとつ、高校生たちが詠む短歌(もちろん宮田愛萌さんのオリジナル)を味わえることも楽しい。2024/09/13
ちょこ
10
短歌甲子園を目指す高校生を描いた連作短編集。短歌って面白いなあ。教科書でしか短歌を知らなかったけど現代短歌もいいね。写真を撮るみたいにその瞬間を言葉で切り取るのが短歌なんだなあ。歌集も読んでみたいな。2024/11/06
うにだ
4
きらきらとした、短歌という名の光の粒がちりばめられた美しい小説。決められたきまりの中で表現されるものは、きまりという枠を超えて伸びやかに煌めいている。2024/09/27
くま美
3
作者は元アイドル。帯に俵万智さんの推薦文があって読んでみた。存続危ぶまれる高校の文芸部。顧問の先生から短歌甲子園に出場しないかといわれ、奔走する部員たち。俳句よりも自由でこの本を読んだら短歌を作ってみたくなる。青春て良いな~。 短歌がテーマのYA本はどれも読んでいて楽しい。2024/10/14
DY
2
シンプルなストーリーで、とても読みやすかったです。 高校生たちのピュアな感情を浴びて、汚い感情が蔓延る社会に生きている私の心は浄化されました。 短歌の面白さも知ることができ、帯を書かれている俵万智さんの作品を読んでみようかなと思いました。2024/10/08
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