内容説明
最初の1行は全員一緒。
1編6ページ、24種の「最後の仕事」。
早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。
著者一覧(掲載順)
小川哲
五十嵐律人
秋吉理香子
呉勝浩
宮内悠介
河村拓哉
桃野雑派
須藤古都離
方丈貴恵
白井智之
潮谷験
多崎礼
真下みこと
献鹿狸太朗
岸田奈美
夕木春央
柿原朋哉
真梨幸子
一穂ミチ
三上幸四郎
高田崇史
金子玲介
麻見和史
米澤穂信
『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
152
この表題が全員一緒の最初の一行。24話のアンソロジーが面白い。毎日少しずつ読んだが作家って凄い!小説って凄いな。人の数だけ違う物語なのだ。金子さんの『まだ間に合うよ』麻見さん『あの人は誰』河村さん『教壇にて』小川さん『存在の耐えられない軽さ』高田さん『天岩戸の真実』などが印象に残った。2024/09/09
モルク
116
「これが最後の仕事になる」で始まる24人の作家さんによるアンソロジー。「黒猫を飼いはじめた」に続く1話5~10ページほどのとても短い作品。はじめましての作家さんもいてその出会いに感謝。真梨幸子さんの「ペットショップという名の地獄」は話題となった劣悪といわれるあの有名ペットショップのことが元となっており最後はそう来るかという感じ。初読みの柿原朋哉氏の「闇バイト」もよかった。中には???合わないなと思う作品もあったが、それはそれでご愛嬌。2025/03/20
レモングラス
104
最初の一行は全員一緒で、その一行が本のタイトルとなっている。作家によってそれぞれ違う世界が広がる面白さ。と言いつつも合わないものもあったので、気になる数篇を読む。印象的なのは小川哲さんの『存在の耐えられない軽さ』米澤穂信さんの『時効』、そして他に追随を許さない、衝撃的すぎて何度か読み返した呉勝浩さんの『半分では足りない』。呉勝浩さんが凄さ、読了後に読者に最後の仕事をくれる。その仕事は‥‥。是非ご一読ください。2024/11/10
Ikutan
76
シリーズ第三弾。今回は『これが最後の仕事になる』から始まるショートショート。今回も表紙は黒猫。短いながら、切り口色々。バラエティ豊かで楽しい。のっけは、実力派、小川さんのSF仕立ての作品から。秋吉さんはイヤミスかと思いきやラストにじんわり。戦時中を描いた宮内さんの作品のラストもよかった。えーっとなったのは須藤さん。方丈さんにはなぞなぞで翻弄され、夕木さんは最後にゾクリ。真梨さんはやっぱりグロテスク。最近「死んだ◯◯」で話題の金子さんから〆は大御所の米澤さんまでの24話。隙間時間に読めて面白かった。2024/10/16
chimako
72
同じ書き出しの24人による24話。未読の作家がほとんど。なるほど、世の中にはまだまだ知らない本も知らない作家も多いのだと改めて思う。ゾッとしたり眉をひそめたりする話が多かった。持ち歩けるように文庫にしたら、一話が通勤中や何かの待ちにちょうどボリューム。同じ書き出しでコメディ風の笑えるショートショートが読みたいなぁ。2025/02/22
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