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内容説明
77歳、活力の源は読書です!
「仕事と読書」はどう両立させる?本が一生の友になる、実践的読書
心と頭を育ててくれるのは、本と仕事である。幼少期はとにかく手に汗握る面白い本を、大量に読むのが良い。速読術が身につき、要点を押さえる「カン」が養われる。中学・高校・大学時代は岩波・中公新書など知識を身につけられる書物を。社会人は通勤時間こそが唯一の読書時間と心得よ。企画立案・スピーチなどのスキルも、日々の読書習慣がモノを言う――。人生の活力の源は「読書」にあり。77歳の今も教育現場の第一線で活躍する著者が、本を読むことの何ものにも代えられない意義と楽しみを伝える、実践的読書論。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
58
著者の本は初読み。『女性の品格』という大ベストセラーを書かれた著者でもあるが、本書によれば、兎に角幼少の頃より本好き。小・中・高・大と読み続け、東大を出て官僚として就職した後も本は手放さず。その甲斐あって?順調に!出世し、その後も女子大学教授、学長、総長と活躍されている。本書にある本や作品は二百点を超え、文字通り「人は本に育てられる」を体現中。只本を読めば良いのではないだろうが、ここまで来れば読書とある痛快人生と言えるのではないか。我々凡人は、行間に記された仕事と読書に関わる著者の人生訓を噛み締めるのみ。2024/08/06
メタボン
31
☆☆☆ 公務員から大学教授へ、そして著述家へ。華麗とも言うべきキャリアの傍らには常に本があった。読書のススメというよりは自伝と言った方が良い内容であるが、女性の地位向上に努めてきた著者がどのような本を読んできて、どのような態度で仕事に臨んできたのかを知ることが出来、改めて自分なりに読書で知見をたかめることが大切だと実感できた。2024/11/19
よっち
31
77歳の今も教育現場の第一線で活躍する著者が、本を読むことの何ものにも代えられない意義と楽しみを伝える実践的読書論。富山の進学校から当時は女子学生が3%しかいなかった東大に進学して、総理府に就職してからのこれまでの人生も振り返りながら、その過程で読んでいった本や感じたこと、どんな本を書いていったのかを綴る内容になっていて、当時としてはかなり稀有な境遇で生まれ育ったのかなと感じましたが、本で読んだことやこれまでの自身の体験を活かしながら、様々な出来事に前向きに取り組んできた様子が伺える1冊になっていました。2024/08/23
Karl Heintz Schneider
28
嫁の貰い手がなくなると言う両親の反対を押し切り東大に現役合格。卒業したら四大卒の女には就職口がない。唯一声のかかった内閣府に就職。この時の経験を書いた「女性の品格」がベストセラーに。そんな波乱万丈な人生を送りながらも片時も本を手放さなかった。「スピーチには過去の読書が言葉の厚みとなってにじみ出る。」これには私も大いに共感。ブログや文章を書く上で読んだ本に出てきた言葉たちは自分の文章に厚みをもたらしてくれていると思う。読んでいて心に残ったワードは無意識のうちに脳内に蓄積してふとした拍子にひょっこり顔を出す。2024/10/08
ひみーり
18
読書術本と思って手を出したがどうにも毛色が違ったようで。読書キャリアが常人と違う、もっと小学生高学年、中学生のころに科学分野への関心を持ち、その分野の本を読まなければならなかった、と深い後悔とともに思い返します。っていやいや30代でようやく本を読み始める人も大勢いますよ。東大の文科一類とか文科三類とかは難易度で分けているものかと思っていた簡単な一類は競争率が激しくて難関な三類は競争率が少ないのかと、無知で悪かったな。タイトルでまんまと釣られてしまったなと新刊で1000円近く払って買う本じゃないな2024/10/29