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内容説明
年輩者の多い日本では、仕事に口をはさむ目上の人や自分の意見を曲げない年長者など、身近な「老害」に悩まされる人々が増加すると予想されます。一方で「老害」になる人の多くは、経験豊富で自身の知見を社会に役立てたいという意思を持っており、これは「メンター」にふさわしい要素でもあるのです。本書は「老害」と「メンター」の共通点や相違点を中心に取り上げ、「老害」になりたくない人の他、「老害」に苦しめられている人に有益な内容となっています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
97
「老害」と「メンター」は紙一重で、老害になる人の特徴が、「力強いリーダー」「頼りになる上司」「結果を残している人」で、なんと残酷な!となりますが、「メンター」から敬意が失われるた時、「老害」になるそうです。因みに、『自分の気分のみを優先する』のが老害。一方、『他人の気分を優先する』のがメンター、とのことで、敬意を失う時がどういう時か分かりました。2025/01/29
ホッパー
44
自分のことは日頃から意識していなければ、中々俯瞰して見ることはできない。自分に当てはめてどうかと問いながら読むと多くの気付きが得られる。2025/03/09
奈良 楓
16
【良かった】メンターになれる人は老害にもなりえ、老害は老若問わない。という自分の戒めになる本。「自分の都合のいい時しか連絡しない人は逃げる」の章は心当たりがあり反省しました。2025/04/12
てってけてー
13
老害には4つの構成軸がある。 ・生きてきた年数 ・組織に属してきた在籍年数 ・専門分野の経歴年数 ・組織のポジション年数 これらから老害にならないように、老害から逃れるように、そしてその対比としてメンターになれるよう説いている本。 ・老害の最終目的は自分が気持ちよくなること ・レビューで老害は1をつけたがる、メンターは5をつけたがる ・メンターになれるひとは相手に合わせて関係性を構築する ・メンターは自発的、老害は受け身的 ・メンターは火災報知器のような存在だと認識し距離感を調整する2025/08/03
よしどん
11
著者が経験した事柄を丁寧に平易な言葉で綴っているのでとても読みやすかった。”老害”に関することで思い当たることがあると凹みながら、程度の差こそあれ、今まで気づかずにやっていたことで何度も反省する。すぐに直せないかも知れないが、少しずつ改善できればと思う。自分には多くの気付きがあった。2025/06/21