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内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
2024年4月21日にピアニストのフジコ・ヘミングさんが永眠されました。幼い頃から才能を発揮し、高く評価されていたにもかかわらず、不遇の時代をすごしてきた天才ピアニスト。
激動の時代を乗り越え、ピアノとともに壮絶な人生を歩んできたフジコさん。彼女が語った多くの言葉はたくさんの人の気持ちを楽にさせ、励ます、優しくて強いメッセージばかりです。
本書では、写真とともにフジコ・ヘミングさんを振り返り、彼女の残した言葉に焦点をあてました。
※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zig / A Reading man
1
読了。今年四月に逝去されたピアニスト、フジコ・ヘミングさんの言葉を集めた本。彼女の演奏はCDでしか聞いたことがないけれど、トロイ・メライがすごく好きだった。国籍不明で渡航できなかったり、一週間も碌に食べられない時期があってもひたむきに生きてきたことが綴られている。しかも耳が不自由で、唯一の左耳まで聴力が40%までになってしまう事態に陥っても「死のうとは思わなかった」という言葉があり、命には非常に真摯な気持ちで対していたのかもしれない。ピアノを演奏することに人生を賭けた、と過言ではなく評される人。2024/12/18
るな
0
今年4月に亡くなったフジコ・ヘミングの言葉を集めたもの。フジコさんは25年前にNHKが番組で取り上げたことがきっかけで注目を浴びるようなった異色のピアニスト。追悼再上映という形で先日「フジコ・ヘミングの時間」というドキュメンタリー映画を観た。本書は、その補完的な意味合いをもつ内容になっている。つまり、彼女の人生観や価値観が語られており、演奏だけではなく、苦難を糧とする、そのしなやかな生き方も共感を呼んだことが分かる。2024/10/10