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内容説明
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昭和30年代から70年の間、東京はどう変わったのか?
希少な写真で振り返る、懐かしの東京。
敗戦による失意の時代から這い上がり、今日の発展の礎となった昭和30年代頃の高度経済成長期の日本。
貧しいながらも活気があって、まさにマンガや映画で人気だった『三丁目の夕日』の世界そのものでした。
本書は昭和30~40年代の東京各地の街角の写真を集め、当時の情景が約70年の時を経て、現在どう変わったかを写真で見比べることができる写真集です。
写真を提供してくれたのは、日本画壇のひとりでもあり、戦前戦後を通して挿絵画家として活躍された土井栄氏。土井氏が石原慎太郎や木元正次の連載小説の挿絵の作画資料のために、昭和30 年前後から40 年代にかけて東京各地を回り撮影したものでした。
昭和のその当時の東京の様子がわかる、非常に貴重な写真の数々。正直、プロカメラマンが撮った記録写真とは異なり、鮮明さには欠けますが、1ミリも演出のない当時の人たちの暮らしがわかる写真は、現在では姿を消してしまった情景ばかりで、正に東京の情景遺産といえるものです。
本書を抱えて、撮影された昭和の地を探しながらの街歩きも楽しいと思います。
きっと東京の変貌を肌で感じられることでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
139
昭和30年代と現在の比較写真集、繁華街の雰囲気はあまり変わっていませんが、一番違うのは日本橋でした。一日も早い首都高の地下化を願っています。 https://saiz.co.jp/saizhtml/bookisbn.php?i=4-8013-0726-12024/08/15
とよぽん
52
昭和という激動の時代を、東京の街並みの変化で見せている。私は東京に住んだことはないが、都電の沿線跡地が「四季の道」という遊歩道になっている写真に引きつけられた。見開きの各ページは、主に昭和30年代の写真と令和4~5年ごろの写真が対比されている。昭和の人々の服装や持ち物、建物、交通機関が、当時の時代の雰囲気を感じさせてくれる。開発って、何なのだろう?2025/07/08
茶々丸
4
昭和3~40年代の東京の街を撮した写真。その場所の現在の様子とを並べ、ビフォーアフターの形で紹介していく。この手の本は、なぜか好きで眺めてしまう。 あまりに変貌していて、正確な場所が分からないものも多いのだが、昭和40年代前半の生まれである私にとっても、空気感を肌で覚えている写真も多い。 あまりの変貌ぶりに言葉が出ない場所もあるが、こういう本はいろいろな意味で楽しめる。2024/11/02
kaz
3
馴染みのある場所でないとピンと来にくいが、かつての東京の雰囲気がうかがえる。図書館の内容紹介は『新宿駅東口交差点、渋谷スクランブル交差点…。昭和の挿絵画家・土井栄が撮り溜めた昭和30~40年代の東京各地の街角写真を、現在の風景とともに掲載。約70年の時を経て東京がどう変ったかを見比べることができる写真集』。 2025/02/01
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