自民党はなぜここまで壊れたのか

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自民党はなぜここまで壊れたのか

  • 著者名:倉山満
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • PHP研究所(2024/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569857633

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内容説明

政治とカネなど入口にすぎない! 国民に絶望を与える闇と茶番を憲政史研究家がくまなく解説。 ●「派閥解消」「政治改革」は自民党のお家芸。過去、何度となく繰り返された光景である。派閥解消を口にするたび、党内の派閥は強固になっていった。資金に関する自浄作用は、今に至るも見られない。もちろん、彼らが使っているのはわれわれの税金だ。 ●「選挙に行く意味がない政治」はどうすれば変わるのか? 堕落しきった「万年与党」が政治を支配してきた要因、国民に残された唯一の希望のありかを探る。 ●政権交代を望む声が高まる今、様々な疑問に対する答えが盛り込まれた1冊。 ●第1部 これだけは知っておきたい政治改革挫折の歴史 ●第2部 あなたが日本の政治に絶望する十の理由 ●終章 「ひれ伏して詫びよ」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しろくまZ

8
つい先日に自民党総裁選挙が行われ、今月末には衆議院選挙も行われそうで、思うところも多々あり本書を読むことに。第一部は自民党を中心にした政治史というか政局史。第二部は現状の政治の問題点が指摘されている。結論として、最低でも二つの近代政党が日本に必要だというのが、著者の主張である。イギリスやドイツには近代政党があるようだ。しかし、難民移民問題などを見ると、両国の政治が必ずしも日本以上に上手くいっているとも思えない。近代政党というのは、まともな政治の必要条件の一つに過ぎないんだろうなとの感想。2024/10/06

みじんこ

5
著者独自の語りで戦後自民党派閥政治を振り返りつつ、近代政党を作る必要性が語られている。竹下支配は恐ろしい。政党法がないことや「政治家ではなく行政官」化している議員、セレモニー化する国会議論等課題は多い。当選回数主義は自民党が万年与党だからというのは納得。そうではない英国の政治風土の話は面白い。中選挙区制に戻せ論の問題にも触れており、紹介されているような連記や小選挙区優先順位付制は良いと思う(複雑で投票率も更に下がりそうだが)。差し挟まれるハマコー伝は滅茶苦茶だが痛快で、こういう男が一人は欲しいと思う。2024/09/01

A.I

4
絶望しかない2024/10/16

ahwai55555

4
田中・竹下の黒幕政治を経てサラリーマン化した自民党政治への問題意識があふれ出て、そこに至る経緯の分析や目指すべき近代政党への提言に、なかなかの切れ味を感じさせる本だ。複雑化する国際政治の中で、日本が文明国として存続するために、あるべき改革を成し遂げる政党が現れて欲しいが、官僚化する政治家の中で、遠ざかっていく一方なようで、残念でならない。2024/10/16

Go Extreme

4
政治改革挫折の歴史: 派閥解消≒自民党のエクストリームスポーツ 政治改革の原点は三木武夫 自民党の賞味期限は二十年 田中角栄よりも最悪の闇将軍=竹下登 小沢一郎と兵制の政治改革が残したもの 総主流派体制の強化 単なる劇薬・小泉改革 これでいいのだ安倍誠二 政治に絶望する10の理由: 政治とカネ 理解不能の謎ルール 選挙制度 自民党総裁選 自民党派閥 政策立案能力に問題 国会で議論なし 手つかずの参議院 野党第一党 採用と出世システム ひれ伏して詫びよ: 綱領・組織・議員 オーストラリア型小選挙区制2024/10/08

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