内容説明
ヒトもイルカもみ~んな、赤ちゃんにメロメロ!?
水族館には「いいね」がいっぱい!
大ヒット作『水族館ガール』シリーズの続編待望の第2弾!
トレーニングに魔法はない?
イルカ親子と奮闘の日々!
赤ちゃんイルカ〈ルッキィ〉のトレーニングをゼロから始めたアクアパークの飼育員・嶋由香。
イルカを「褒めて」伸ばす大事さをアドバイスされるが、四苦八苦の日々。
悩む由香に同僚の吉崎が「子育てと一緒」と語った真意とは…?(「トレーニングの『ほんと』」)
今日も生きものたちと全力で向き合う!
水族館を愛する人必読!?のディープなウラ話が盛りだくさん!
<もくじ>
プロローグ
第一アルバム 水族館のウラオモテ
第一フォト いきなりクルージング
第二フォト 水族館のクセ
第三フォト 海のコスト
第四フォト 陽気なファイブ
第二アルバム トレーニングの「ほんと」
第一フォト やらかしマニュアル
第二フォト ポーポッポ理論
第三フォト 双方向トレーニング
エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさきち
71
前作から少々時間を遡った2話を集めた一冊。特定の水族に焦点を当てたというより、水族館やトレーニングの根幹に焦点を合わせているようで非常に勉強になったと思える一冊でした。もちろん梶と由香、それと周囲の人達の優しさも十分に楽しめ、満足しての読了です。2025/03/27
よっち
37
今日も生き物たちと全力で向き合う、飼育員や水族館に関わる人達の奔走が描かれるメモリーズシリーズ第2弾。行方不明になった海遊ミュージアム元館長・岬の捜査に協力することになり、その過程で湾岸開発と水族館経営のジレンマや、水族館の収支に見られがちな傾向を知ってゆく由香。赤ちゃんイルカを「褒めて」伸ばす大事さをアドバイスされるが、四苦八苦の日々。悩む由香に同僚の吉崎が「子育てと一緒」と語った真意。飼育で上手くいかなかった時どう乗り越えるのかという試行錯誤や、水族館を経営することの難しさをとても興味深く読みました。2024/09/30
papako
32
このシリーズもういいかな。気になったら完結してから読もう。水族館というものの存在意義とか価値とか評価とか。とても大事なことなんだろうけど、小説で書かれて問われてもなんか響かない。大きく風呂敷を広げられてもなー。なんか興醒め。イルカの訓練もわかるよ?ポジティブトレーニング、大切。心に刻みました。でも嶋由香の書かれ方がダメすぎてこれもなんだかなー。ここまでがんばってきてたのにね。2025/05/16
み
22
さくさくと♪水族館とか動物園の存在意義って、何でしょうね、難しいことは分かりませんが、あたしには楽しい場所です^ ^2025/01/05
assam2005
22
第1章水族館のウラオモテでは水族館の存在意義を問い、第2章トレーニングの「ほんと」では親と子の関係性を問う。赤ちゃんイルカ・ルッキィのトレーニングを任された由香。人間の子育ての極意と重ね合わせながら、その難しさに頭を抱える。子が学び、親もまた学ぶ。悩む由香にチーフがかけた言葉は「人間ってえのは、失敗するから考えんだよ」。子育てをほぼ終えた私が聞いても響くチーフの言葉の数々。子育てって、子より親の方が数倍考えなくてはならない。人を人が育てるってほーんと!難しいね。2024/10/12