内容説明
大聖女の証・聖痕を持つ侯爵令嬢のエリーゼ。
窮地に陥った彼女は「魔狼」と恐れられる美しい騎士と出逢い、彼の不器用なやさしさに触れることで凍った心が溶け始める。
しかし幸せな生活にも終焉が近づいていて――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラナンキュラス
39
辺境伯領にて幸せに暮らしていたヒロインだが、ヒーロー不在時に父親の騎士達によってさらわれてしまい。読む度に愚かだね~と思った王太子とヒロイン家族にはきっちりとザマアがありスッキリ。ヒロインがピンチの時には駆けつけてくれて、不安に陥った時にはきちんと言葉でヒロインへ想いを伝えてくれるヒーローが良かった。二人が婚約しキリがいいところで了となっているのだが…細かい伏線が全然回収されてない!怪しげな密偵が他国からやって来ていて不穏だし、ヒロインも王太子に無理矢理力を奪われたせいで後遺症が今後出てきそうだし…→2024/07/31
栗山いなり
10
孤独な令嬢・エリーゼと騎士・ギルベルトの恋と彼らの身に起こる出来事を描いたファンタジー小説シリーズ第2巻。この小説、シンデレラロマンス物としては結構オーソドックスだけどそれだけにスラスラと読めたな。にしても続きそうな要素がちょくちょくあったが続くんかね?2024/08/10
北風
9
2冊にする意味ってなにかしら? いきなりクライマックスに突入で面食らった。悪役の家族や妹たちが小物っぽいし、王太子も魔術が得意みたいだから、もうちょっとアクションぽいシーンがあってもいいんじゃないかしら? ファンタジーだから。でも、きっと恋愛がメインだから、こんな感じなんだろうな。2025/01/05