文春e-book<br> サマーレスキュー 夏休みと円卓の騎士

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文春e-book
サマーレスキュー 夏休みと円卓の騎士

  • 著者名:二宮敦人【著】
  • 価格 ¥1,700(本体¥1,546)
  • 文藝春秋(2024/07発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163918754

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内容説明

ゲームの中の10億円を追え

行方不明の幼馴染を探すために、少女たちはアナーキーなオンラインゲームの世界へ飛び立った

舞台は世界的大ヒットゲーム「ランドクラフト」。
世界中で売れた本数は三億本。プレイヤーが多いことからゲームの中では
RMT(リアル・マネー・トレード)と言われる現金のやりとりも行われている。
最近「ランドクラフト」内で10億円相当の宝が眠っているという噂が流れ、
世界中のプレーヤーがその宝を探している。

中学二年生の巧己と祥一は、夏休みをいいことに「ランドクラフト」に没頭し、
あわよくば10億円をゲットしようと連日ログインしていた。
が、ある日祥一が行方不明になってしまう(ゲームの中でも現実でも)。
祥一が何かトラブルに巻き込まれたに違いないと思った巧己は、幼馴染の千香に助けを求める。
千香はかつて「ランドクラフト博士」と呼ばれるほどにこのゲームに詳しく、助けになってくれるかもしれなかった。

しかし千香は、あることがきっかけで「ランドクラフト」をやめていた。
いまは8月のTOEICの試験に向けて勉強をがんばらなくちゃいけないのに……。
千香は、しぶしぶ「ランドクラフト」にログインして巧己と共に祥一を助ける旅に出るが、
そこで自らの過去と向き合うことにもなる。

中学生たちが、夏休みに「もう一つの世界」を旅しながら成長する、ゲームアドベンチャー。
読み終えたとき、昨日よりもちょっとだけ自分のことを好きになれる青春小説です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rosetta

25
★★★☆☆文藝春秋が出すのだからただのラノベではあるまい!と期待していたのだがただのラノベだった。ネットゲームで居なくなった友達を探すというのだが別に仕掛けもないし、ネットゲームだと思えばロウファンタジーですらないし…2024/09/13

toshi

6
パソコンを利用してインターネット上で展開されるゲーム(と言うか解放されたバーチャルスペースが有って、そこで好きなことをすると言う遊び)内での物語。現実と仮想空間が一体になっていて、足の下に違和感が有るとか、ありえない雹癌が結構あってファンタジだったっけ?と勘違いしてしまう。ゲームをリアルに描くほど、違和感が増す。 どうせなら、PCじゃなくて振動が伝わったりする専用のゲーム機って設定にすれば良かったのに・・・。一番最後のシーンはかえって安っぽくなってしまうため全く不要。カットするか、別の形にして欲しかった。2024/08/18

コオロ

4
夏休みでゲームといえば『サマーウォーズ』を連想するが、この作品では、中学生にもなれば飽きられるようなゲームだったり、リアルマネートレードや悪質チーター、自治厨プレイヤーなどネットゲームの良くないところを煮詰めたりしたような現実感がある。この本を読むまで、マインクラフトにPvP要素があるなんて知らなかった……。2024/09/12

Abercrombie

2
ちょっと他愛なさすぎるかな。完全にヤング・アダルト向きだね。薄汚れた大人には、ヒロインの心情に共感するのは難しい。2024/09/14

いなこ

2
千香は祖父と始めた世界的大ヒットのランドクラフトというゲームを卒業したとしている。中2の夏休み、ランドクラフトに熱中になっていた幼馴染の巧己と祥一。千香はゲームでも現実でも祥一が行方不明になったと巧己に呼び出され、ともに探して欲しいと言われ…。ゲームは殆どわかりませんが、割りと想像でもついていけそうでした。宝は何かとか、ゲームをしている人がなぜ行方不明になったかも気になり読み進められます。そして最後にもちょっとそうだったの?ということもありました。(私だけかも)2024/09/02

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