日本経済新聞出版<br> テクノ新世 技術は神を超えるか

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日本経済新聞出版
テクノ新世 技術は神を超えるか

  • 著者名:日本経済新聞社【編】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 日経BP(2024/07発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296120253

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内容説明

愛する故人と再会したい、天気を自在に操りたい――
最先端のテクノロジーが可能にする輝かしい未来と、その影に迫る。

テクノロジーは、私たちに様々な恩恵をもたらしてきた。
クローン技術は、亡くなったペットの「分身」との再会を可能にし
ロボットは人手不足を解消する有力な手立てとなる。
一方、技術の発展は新たな争いの火種も呼ぶ――。
哲学者や思想家のインタビュー、2人の作家によるコラボ小説を加え、
最先端のテクノロジーが生み出す光と闇に迫る。
異色の日経新聞連載「テクノ新世」を書籍化。

目次
第1章 岐路に立つ人類
親切なAIは人を衰退させるか
「3人の親」から子ども誕生
インド1億人超「アプリ婚活」 など
「理想郷」装う監視国家
インタビュー
ニック・ボストロム氏/カール・フレイ氏/小林武彦氏

第2章 「神」の領域へ挑む
転生したらクローンだった
あすの天気は人工雨
絶滅防ぐ「ノアの箱舟」を月に
新入りはヒューマノイド など
インタビュー
シェリー・ケーガン氏/マーク・レイバート氏/スティーブン・ケイブ氏/稲見昌彦氏

第3章 国家サバイバル
台湾、有事に「デジタル遷都」
北朝鮮の「電子の監獄」破れ
「ムーンラッシュ」へ号砲
沈むモルディブに水上都市 など
インタビュー
アビジット・バナジー氏/ガイア・ヴィンス氏/マーティン・ウィリアムズ氏

第4章 理想を求めて
AIに善意は宿るか
1日100錠、今日も私は若返る
人間不在の「イーサリアム」経済圏 など
インタビュー
ジェフリー・ヒントン氏/ジミー・ウェールズ氏/蔡玉玲氏/金井良太氏

コラボ小説
「長い豚の話」 円城塔
「サラと気難しい人間たち」 津村記久子

ビジュアルデータ

目次

目次
第1章 岐路に立つ人類
親切なAIは人を衰退させるか
国民の意見、8割が偽投稿
「3人の親」から子ども誕生
インド1億人超「アプリ婚活」
「理想郷」装う監視国家
インタビュー
ニック・ボストロム氏/カール・フレイ氏/小林武彦氏

第2章 「神」の領域へ挑む
「超人類」の時代迫る
転生したらクローンだった
あすの天気は人工雨
絶滅防ぐ「ノアの箱舟」を月に
新入りはヒューマノイド
インタビュー
シェリー・ケーガン氏/マーク・レイバート氏/スティーブン・ケイブ氏/稲見昌彦氏

第3章 国家サバイバル
台湾、有事に「デジタル遷都」
北朝鮮の「電子の監獄」破れ
「ムーンラッシュ」へ号砲
「シリコンの盾」攻める中国
沈むモルディブに水上都市
インタビュー
アビジット・バナジー氏/ガイア・ヴィンス氏/マーティン・ウィリアムズ氏

第4章 理想を求めて
AIに善意は宿るか
1日100錠、今日も私は若返る
人間不在の「イーサリアム」経済圏
スマホ一つで変えた環境規制 など
インタビュー
ジェフリー・ヒントン氏/ジミー・ウェールズ氏/蔡玉玲氏/金井良太氏

コラボ小説
「長い豚の話」 円城塔
「サラと気難しい人間たち」 津村記久子

ビジュアルデータ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

TATA

26
AIとかクローンとか不老不死とか人類の叡智が高まるごとにより複雑な問題が待ち構える。技術の進歩って必ずしも人類の幸福には繋がらないかもって思うけどだからって歩みが止まるわけもなく。そんな記事の後に巻末の円城塔さんと津村記久子さんのうすらディストピアっぽい短編を読むと気味悪いことこの上なし。上手な構成ですね。2024/11/30

朗読者

19
高度な科学技術が発展すると人間との関係がどうなるか。多くの哲学者と特定技術の先駆者らが登場し、最新研究を一部紹介しながら、最終的に人間にどう影響するかを述べており読み応えがあった。印象的だったのは、新たに生まれるメスだけ短命化させ個体数が減っていくように遺伝子を組換えた蚊がある街で既に一定数放たれていたこと、ジョークを理解するAI(既に知性か?)もでてきていたこと、人間の指示を省いた自己判断式の殺人兵器がすでに使用されていたこと。最後の芥川賞作家による2篇のミニ小説は近未来のイメージに違和感があった。2024/08/28

tomo

13
☆☆☆☆ #クローン犬5万ドル、クローン猫4万ドル、既に500匹以上の実績がある中国企業、#超知能が誕生する時、知能で優位を保っていた人類がゴリラの地位に転落する、#脳に直接電極を埋め込み、微細な電気信号を読み取り文章に起こす。会話に合わせて、口元まで動くアバターも開発済み、翻って自分が入社した30年以上前と比べても、音声会議→TV会議→PCでの会議→議事録記入してメール→議事録自動作成+録画と会議だけでも進歩が激しい。生成AIも出てきて、この先はどうなるんだろう。2025/12/04

gokuri

4
日経の22年6月から24年6月の特集(電子版)をまとめた「人類とテクノロジーの行方」をテーマとした小文集。 海外、日本のIT技術、開発の動向の報告や、AIに関する研究者に対して、現在の状況、今後の人類への影響などを、幅広く問い続けていく。 本当に、多様な局面での利用研究が着手され、善悪の区別もつかず、人間と機械(AI)の関係がどうなっていくのかも、学者それぞれの考えがあり、まとまり、とりとめがない。 未来の評価は、未来が現在、過去にならないと評価できない。2025/08/21

いへ

4
最新技術について、知らないことだらけで技術の進歩に感動すると同時にある種の恐怖も。AIの話だけではなく技術の民主主義への影響の話も興味深かった。後世の為に私たちは責任を持った開発、使用をしていかなければならない。2024/08/13

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