動物城2333

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動物城2333

  • 著者名:荷午【著】/王小和【著】/島田荘司【訳】
  • 価格 ¥2,299(本体¥2,090)
  • 講談社(2024/07発売)
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  • ISBN:9784065343869

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内容説明

長く人間に支配されていた動物たちは、人間と伍すだけの知能を得て独立した。
しかしかつての支配者である人間たちはそれを受け入れることができず、戦争を起こした。
長く続いた戦闘jの後、西暦2333年、動物と人間との間は冷戦状態にある。

動物王国の首都・動物城にある、街一番の探偵・ブレーメンのもとに、和平派・ワニのネロ将軍がやって来た。
人類から派遣された親善大使が殺害される殺人事件が発生したという。
いち早く真犯人を見つけ正しく公表しなければ戦争勃発につながりかねない。人間も動物も休戦の期間中も超兵器の開発に取り組んだため、今戦火を交えたら、世界は消え去ってしまう。
ブレーメンはネロ将軍ととともに調査に乗り出した!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

雪紫

44
西暦2333年。人間並みの知性を持った動物達に反発する人間達と動物達との動物王国との戦争が続く時代。和平のためにやって来た大使が殺された。依頼された名探偵ロバのブレーメンと助手のカエル、アグアの活躍やいかに。小気味良い掛け合いに徐々に明らかになる容疑者の秘密と複雑化する要因。え、ヒントあったけどそんなのアリ?と思いつつも、表紙や載ってる動物達のセレクトといい、動物達の特性もイカしたしっかりしたミステリ。動物達の雰囲気に騙されてる?まあ、そうかもしれない。島田荘司訳の作品で島田荘司読んでたとかクスリとする。2026/03/25

Kanako

24
西暦2333年の動物の王国を舞台に、ロバの探偵ブレーメンが事件を解決していく、特殊設定ミステリ。個性的な動物がたくさん登場し、ファンタジックでコミカルな感じかと思いきや、凄惨な事件が起こったり、王国の闇が明らかになったり、最後の最後まで物語はいろんな方向へドライブする。人類に対する非常に社会的なメッセージもはらんでおり、人間としてはとても身につまされる内容でもある。いろんな要素がとにかくてんこ盛りで、ミステリでもありファンタジーでもあり社会派小説でもある。他に類を見ない読み心地の作品で、面白かった。2024/07/31

よるのもち

19
動物達が人間と同じような知能を持ち、直立歩行ができるようになった世界。人間と動物の間に対立が発生し、一触即発の冷戦下で、動物王国にやってきた人間側の大使が不可解な死を遂げる。日本の本格作家が特殊設定を用いて描くようなミステリを想像すると肩透かしを食うことは間違いない。世界についてのルール設定が曖昧なので、言ったもん勝ちのオンパレードになってしまっている。だけど、この荒唐無稽な物語が不思議とクセになり、嫌いになることができなかった。寓話めいた話の運びが何だか心地よい。2024/07/23

Yuri

15
タイトルにも惹かれましたが、訳者が島田荘司というところで手に取りました。近未来、動物たちは知性を得てヒトとは別の王国を築きます。動物が動物であることがきちんと活かされたミステリー。面白かったです。2025/04/24

スイ

11
またすごいものを読んでしまった…。 人間から独立した動物たちの国で、ロバの探偵とカエルの助手が、人間の大使の殺人事件を解く。 その設定だけでも身を乗り出してしまうくらいだけども、様々なジャンルが盛り込まれていてとても一言では言い表せない。 でもきっちり作品としてまとまっている。 最初から最後まで面白かった。 人間を憎んでいる動物の多いこと…もっともです…。 しかし動物の国も理想郷ではなく、哺乳類以外への差別があったり、選民思想を抱く者がいたり。 突飛に思える舞台が、しっかり地に足がついている。 謎解きだけ2024/10/04

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