光文社文庫<br> 入れ子細工の夜

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光文社文庫
入れ子細工の夜

  • 著者名:阿津川辰海【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 光文社(2025/03発売)
  • 初夏を満喫!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン (~5/18)
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  • ISBN:9784334105761

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内容説明

反転! 反転! また反転。語りと騙りの大渦巻が再び。4つの油断ならない短編が巻き起こす、幻惑の嵐をご堪能あれ。作家と訪問者の息詰まる神経戦を発端に、読者の認知を極限まで揺さぶる「騙り」の大逆転劇。斯界の話題を独占した『透明人間は密室に潜む』から、奇天烈な発想領域は更に拡大! ハードボイルド、異常入試問題、二人劇、学生覆面プロレス――若きミステリ界の新星が限界いっぱいに投げ込む、奇想に満ちた短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オーウェン

50
「透明人間は密室に潜む」に続いての作品集第2弾。 1作目も粒ぞろいだったが、今作もまたかなりレベルの高い凝った作品ばかり。 「危険な賭け」 ハードボイルド探偵が殺された謎を追うのだが、終盤あるトリックが。 2作目は入試に推理問題を入れるというある大学。 その事件をあらゆる角度から解いていくという推理が楽しい。 表題作は探偵スルースのように2人の作家同士がお互いの有利を逆手どるように言い合う。 後半の変化は正にタイトル通り。 最後は6人のマスクマンレスラーが殺された相手を探し出す。全員覆面なのが面白い設定。2025/04/18

愛書家

7
短編集です。 単行本では読んだものの、好きな作家さんは文庫化でも再読したいのです。 この頃はコロナが猛威を振るい、制限罹りまくったなぁ。 そう、コロナの環境下で起こるミステリーです。 一番面白いと思ったのは、「六人の激高するマスクマン」です。画期的ミステリーというべきかな。 だから、阿津川さんは好きな作家さんなんだよなぁ。2025/04/21

huraki

5
とある作家と若い訪問者が繰り広げる心理戦を描いた表題作を含むミステリ短編集。第1作からさらに多種多様な設定と彩りに満ちたミステリはどれも読んでいて異なる面白さを感じられる。ハードボイルドとビブリオミステリを掛け合わせた「危険な賭け」がお気に入りだ。2025/05/04

きゅうくつ

5
どれもいいけど、入試のやつが一番好き。2025/03/20

ろいと

4
★★★☆☆ 久々の阿津川辰海。コロナ禍を共通のテーマにしつつバラエティに富んだ短編集で、どの作品もプロットが作りこまれていて著者のミステリ愛を感じる。表題作は技巧の限りを尽くした挑戦的な作品で、好みでは無かったが一読の価値あり。お気に入りは『危険な賭け〜私立探偵・若槻晴海』2025/03/24

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