光文社文庫<br> 入れ子細工の夜

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光文社文庫
入れ子細工の夜

  • 著者名:阿津川辰海【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 光文社(2025/03発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334105761

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内容説明

語りと騙りの大渦巻が再び。4つの油断ならない短編が巻き起こす、幻惑の嵐をご堪能あれ。作家と訪問者の息詰まる神経戦を発端に、読者の認知を極限まで揺さぶる「騙り」の大逆転劇。斯界の話題を独占した『透明人間は密室に潜む』から、奇天烈な発想領域は更に拡大! ハードボイルド、異常入試問題、二人劇、学生覆面プロレス――若きミステリ界の新星が限界いっぱいに投げ込む、奇想に満ちた短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

オーウェン

51
「透明人間は密室に潜む」に続いての作品集第2弾。 1作目も粒ぞろいだったが、今作もまたかなりレベルの高い凝った作品ばかり。 「危険な賭け」 ハードボイルド探偵が殺された謎を追うのだが、終盤あるトリックが。 2作目は入試に推理問題を入れるというある大学。 その事件をあらゆる角度から解いていくという推理が楽しい。 表題作は探偵スルースのように2人の作家同士がお互いの有利を逆手どるように言い合う。 後半の変化は正にタイトル通り。 最後は6人のマスクマンレスラーが殺された相手を探し出す。全員覆面なのが面白い設定。2025/04/18

森オサム

45
「透明人間は密室に潜む」の内容の詳細は余り覚えていないが、とても面白かった記憶がある。本作は2冊目の短編集だそうですが、残念ながらそれほど面白いとは思えなかった。何度も何度もひっくり返せば良いと言う物では無いです、切れ味が無くなるだけ。最後の反転で今まで見ていた景色が一変する、それだけで良くないですか?。今回はそれぞれの設定も凝り過ぎ?ふざけ過ぎ?、ちょっと合わなかったかなぁ。コロナ渦の最初の頃が舞台なので、リモートとかマスクとかも将来読み返した時には感慨深いかも知れませんが。2025/11/07

ぷにすけ

16
色々なジャンルを扱った短編集。しかし、こんなストーリーをよく思いつくなぁと感心。特に学生覆面プロレスを舞台とした「六人の激昂するマスクマン」は素顔を隠した男たちの攻防はまさしくセメントでした・・・(笑)2025/12/21

ひろ

15
1話ごとに趣向を変えた、全4話のミステリ短編集。執筆された当時はコロナ禍であり、その社会情勢が積極的に盛り込まれている。解説にもあるように、今読むと早くも隔世の感があり、特殊な状況を活かしたミステリにも感じられた。どれも緻密に組まれたトリックが効いているが、なかでも大学入試問題が犯人当てとなった狂騒を描いた話が群を抜いて好きだった。ユーモアを織り交ぜつつも、基底にあるのは巧緻な多重解決ミステリ。誤答も正答もどちらも楽しく、オチにはニヤリとさせられた。満足度の高い短編集だった。2025/11/06

ソルト佐藤

9
作者の長編より短篇の方がいいかんじ。惜しげもなくネタと展開を突っ込んでいるのがよい。と、いいつつクドいともいえる(笑 好きだけれど。「二〇二一年度~」とか「ミステリー・アリーナ」を短篇でやるところとか。しかし、オチが(笑 学生時代のヤバい集まりを思い出した。「入れ子細工の夜」は元ネタの映画が気になる。そして、六人シリーズ?の「六人の激昂するマスクマン」が笑える(笑 作者のミス研時代の雰囲気も分かって良い。2025/11/09

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