内容説明
知られざる京都の謎・不思議を、京都のカリスマ案内人の柏井壽が紹介!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
100
先日京都に紅葉狩りに行った際に、近くのうどん屋に入ったところ、出汁の効いたカレーうどんで久しぶりにスープまで飲み干してしまいました。この新書では京都の寺、神社、地名、街かどと習わし、食のなぞを解き明かしながら、その近辺の地元で人気のおいしいお店を紹介していて、是非訪れてみたくなる。写真はむしろ料理の方が多いので、どちらかと言うと京都の食に興味がある人向けです。気軽に読めるので、京都へ向かう旅の途中で読むのにいいのではないでしょうか。本書で京都人のイケズの理由がよくわかりました。他の著作も読んでみたいです。2024/12/11
そうたそ
15
★★★☆☆ 京都に関する"なぜ?"を取り上げながら、その周辺のお店やスポット等の情報を盛り込んだガイドブック的な一冊。謎に対しての答えを書いてくれているわけではないので、それを求めるなら他に良書があるはず。ふとした疑問から始める京都の旅、にふらりと出てみるには最適の書でいつもの著者の作と同様、観光客が殺到しない京都に住む者ならではの店も紹介されている。いつも通りの内容、と言ってしまえばそれまでだが、その確かな情報には安心感すらある。2024/08/21
なお
15
今の大変な状況になるまでは毎年訪れていた京都。そんな京都のナゾを興味深く読んだ。ナゾだけではなくお店の紹介も。 もう少し落ち着くことがあればこの本を片手に京都を訪れたい。2024/08/05
たんぽぽ
13
京都の地図や風景を思い浮かべながら読んで、あ〜京都に行きたい!2024/12/24
ユーユーテイン
9
京都に関する歴史や地理、習慣や食など幅広い分野にわたる「なぞ」について肩肘張らずに付き合える本。取り上げられている「なぞ」はどれも興味深い上、周辺の観光や食事ができるお店の情報も載っており、エッセイ兼ガイドブックでもある。現場に足を運んで得た最新の情報が書かれており、著者の京都愛と誠実さが伝わってくる。ちょうど今の時期に合ったトピックとして、祇園祭がなぜ日本を代表する祭になったのかという話題や、大河ドラマで注目の紫式部のゆかりの地をめぐる話題が面白かった。巻末リストを活用して京都の街を歩いてみたい。2024/07/24