内容説明
知能は人間の独占物ではない。自動運転車もチンパンジーもタコも木も菌類も、独自のあり方で知的といえる。それらが体感する「世界」とは? AIと認知科学を学んだアーティスト/ジャーナリストが示す自然・テクノロジー・人類の新たな生態学。解説/江永泉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
57
素晴らしい本だった。長年探し求めていたテーマをほぼ正面から捉えた本。「知能は人間の独占物ではない。自動運転車もチンパンジーもタコも木も菌類も、独自のあり方で知的といえる。それらが体感する「世界」とは?」という本。2024/08/02
やいっち
7
素晴らしい本だった。長年探し求めていたテーマをほぼ正面から捉えた本。「知能は人間の独占物ではない。自動運転車もチンパンジーもタコも木も菌類も、独自のあり方で知的といえる。それらが体感する「世界」とは?」という本。2024/08/02
おだまん
6
知性とは。あらゆる分野からSFではなくノンフィクションの世界でまとめてある。でもそれを表現する手段として文学は優れているのだろうなと。2024/08/10
y
3
ミラーテストや道具使用など人間を基準にヒト以外の知性を測るのは常々おかしいと思っていたので、本書を読んである意味スカッとしました。 バラバラだった自分の考えを本書が見事にまとめてくれたという印象を持ちました(自分の考えはそんなに立派ではないですが…) 色んな気づきがありましたが、特に象形文字と表音文字については思い至らずハッとしました。2025/06/20
Go Extreme
3
人間を越えて:科学技術に搾り取られる自然 最適化という暴走 企業が支配する時代 生態学的思考 自然=想像力 ちがう考えかた:歴史的分類再考 複雑で分類不能な世界 ウッド・ワイド・ウェブ:植物の知性 樹木と菌根 生命の茂み:他種と融けあう遺伝子 正確さを求める→複雑に 惑星:時間のスケール 気候変動と植物 見知らぬ人に話しかける:言語と科学技術 意思疎通のための行動 機械:道具→現実 ノンバイナリー・脱中心化・無知 無作為:科学と無作為性 連帯:動物の政治性 非人間の自立性 ハーフアース計画 金属の農場で2024/07/29