内容説明
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大家のおばあさんと芸人の僕の“二人暮らし”は今年も更新。メール代わりに直接届く手紙、蒸し器ごと肉まんのお裾分け、台風の中の無茶ぶりや、完璧な遠隔指示で巡る伊勢丹お使いまで。けれど楽しい日々にも終わりの足音が……。おかえりなさい。いってきます。忘れたくない沢山の想いを受け取って、僕は「これから」の道を歩き出す。大ヒット傑作マンガ涙の完結編。カラーイラスト8P収録。(解説・小川糸) ※このコンテンツは固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
84
大家さんと僕シリーズ完結編。お別れは切なかったけれど清々しいような終わり方でした。相変わらず大家さんの戦争中のお話が貴重で、沢山語ってくれるのはありがたいことだなと思いました。もっとあの2人の会話が聞いていたかったです。あんなふうに老いを重ねて素敵な年寄になれたら良いなと思います。2024/09/14
yamatoshiuruhashi
49
大家さん、お亡くなりになったのね。人は必ず死ぬのだけれど、それでも目の当たりにすると寂しい。ほっこり、しんみり、の本書でした。2024/08/17
Nao Funasoko
35
これは前作とセットでひとつの物語だな。なんて素敵な関係なんでしょう。 :-)2024/08/16
さばずし2487398
34
大家さんの過去がより沢山描かれている。後半がどんどん寂しくなって行くのが切ないけど、最後の1ページまでやっぱり大家さんと矢部節が効いていてホッとした。寂しい時ほど空想の中で大家さんと一緒にお話しをしたり、伊勢丹のロゴの上に行ったりするのがジーンとした。大家さんの言葉は独特のセンスがあって良いなあ。大家さんに一生懸命応えようとしている矢部さんも素敵な人である。読み終わったら、なんだか自分の世界もほんわかにアップデートされた気がした。2025/05/05
てん06
23
「大家さんと僕」をつい先日読み終え、今日本屋で「これから」を見つけた。大家さんとの毎日は相変わらずに見えるが、だんだんと大家さんとの別れが近い予感がしはじめ、たぶん大家さんは穏やかに旅立ったのだろうと。著者が書きたかったこととは違うと思うが、戦争についてもいろいろな体験があるんだなと思った。2024/08/03