ニュー・クラシック・ライブラリー<br> 満洲国から見た近現代史の真実〈新装版〉

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ニュー・クラシック・ライブラリー
満洲国から見た近現代史の真実〈新装版〉

  • 著者名:宮脇淳子【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 徳間書店(2024/06発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198658533

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内容説明

歴史をプロパガンダの手段にしてはならない

いまこそ日本は世界に本当の歴史を教えるべきだ


歴史はイデオロギーではない。ところが、中国・韓国にとっては歴史こそは政治にほかならない。事実を歪めてでも自国の利益を拡大しようとする儒教イデオロギーによるプロパガンダの手段が彼らにとっての歴史なのだ。しかし、現代中国が誕生してから七〇年以上が経って、ようやく歴史の真実が明らかになりつつある。
実はいまの中国人のアイデンティティは清朝という満州人によってつくられた国家にルーツがある。清朝史以降しか中国には歴史などなかったのである。清朝支配層の故郷である満洲は、二○世紀初めまで、漢地とは別の土地と認識されていた。それゆえ日本が日露戦争に勝利して満洲に出て行き、満鉄を使って現地に投資したことを「侵略」だと断定することなどできないはずだ。ところが、中国は「満洲帝国」について、日本の侵略という一語で日本を批判する一方で、モンゴル人もチベット人もウイグル人も黄帝の子孫の中華民族なのだから、「祖国に復帰」させたのだと倒立させた美辞麗句で自らの植民地支配を正当化している。しかし、中国という共産党一党独裁国家の政治体制や歴史的裏付けのない勝手な言い分が白日の下にさらされつつあるいま、現代中国の政治的主張を離れて、歴史の真実を根本的に考え直すべき時期が到来しているのではないか。本書は、満洲帝国の時代を生きた五族の人々にとっての満洲帝国の歴史を掘り起こし、事実をもって冷静に歴史を見直す試みである。そしてそれは、日本人が自分たちの歴史を取り戻し、将来日本がどうあるべきかを考えるために必要不可欠な作業に違いない。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

56
近現代史の知識、ことに大陸と半島に関わるそれは、高校以来固定化している。本書でも述べられているように、侵略史観という研究者による見方が語られる一方、現地の民族や国家、政治のあり方を整合的に述べる歴史に遭うことがなかったからでもある。近現代史においては清国の有り様が重要な視点であるけれども、彼の国の原典にまで当たって考察した歴史家は数少ない。著者は、夫君と共にその一人であるが、歴史を様々な視点から考察する、「本当は何が満洲で起きていたのか?」(帯の言葉)を知るためにも、本書を一読する価値があるのではないか。2024/07/30

Teo

0
あまり「本当は何が」と言う謳い文句の本は買いたくないのだが、満洲国の本なので買った。一応こう言う本は少し差し引いて読む事にしてるが、それでもそんな事があったのかと言う点がいくつかあった。2025/01/07

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