いわゆる「サザン」について

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いわゆる「サザン」について

  • 著者名:小貫信昭【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 水鈴社(2024/08発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
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  • ISBN:9784164010082

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内容説明

サザンオールスターズのやめそびれた歴史と、その真実。

昨年2023年にデビュー45周年を迎え、今年2024年には新作オリジナル・アルバムの制作を発表するなど今もなお精力的な活動を続け、その名曲の数々で常に日本のミュージックシーンを牽引し続けている唯一無二のバンド、サザンオールスターズ。

そんなサザンの誕生から国民的アーティストになるまで、そして無期限活動休止を経て現在に至るまでの軌跡を、音楽評論家 小貫信昭氏が余すところなく克明に綴りました。

40年以上にわたり、ことあるごとに取材をし、唯一その言葉を聞き続けた小貫氏だからこそ書けた、「サザンオールスターズについて」の決定版。サザンの歴史を振り返りながら彼らの楽曲や音楽人としての魅力、そしてこれからを紐解く、音楽ファン必読の一冊です。


本書は私が長年にわたりサザンオールスターズを取材して知り得たこと、感じたことをもとに書き下ろしたものである。たいへん有り難いことに、ほぼ執筆し終わろうかという時に、新たに桑田さんに時間を頂き、追加取材もした。文中に引用させて頂いた桑田さんの発言は、出典を明記しているもの以外、すべて直接ご本人に伺ったものから構成している。しかし一貫して言えるのは、サザンオールスターズの「作品」こそが主役の本、ということだ。
(本文より)


昔々、軽薄なノリが名誉であり、ヤンチャなものに対してやや寛容な時代があった。
ついつい、調子に乗ってそれをやめそびれた我々は、
未だに「まともな音楽人」として衆人に認知されていない。
ーーーサザンオールスターズ・桑田佳祐


目次
序章・サザンオールスターズ誕生
1章・1978年~「勝手にシンドバッド」の衝動と「いとしのエリー」の老獪さ
2章・1981年~「ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)」で得た自信
3章・1985年~2枚組大作『KAMAKURA』は「終わり」の「始まり」
4章・1987年~デビュー10周年 復活を告げる「みんなのうた」
5章・1991年~甘くてしょっぱい「涙のキッス」でチャートを席巻
6章・1995年~「マンピーのG★SPOT」誕生の瞬間
7章・1999年~新たな代表曲「TSUNAMI」が描く「侘しさ」とは
8章・2003年~不退転の覚悟と『キラーストリート』の充実
9章・2008年~スタジアムも泣いた「無期限活動休止」の夜
10章・2019年~下を向きがちな世の中にこそ“SMILE”を
終章・2023年~バンドの半世紀へ向け、桑田から届いた本音のメッセージ
あとがき


◆著者プロフィール
小貫 信昭 (おぬき のぶあき)
1957年東京都生まれ。1980年、『ミュージック・マガジン』を皮切りに音楽について文章を書きはじめ、音楽評論家として 40年以上のキャリアを持ち、 長年にわたりサザンオールスターズの魅力を言葉として紡ぎ続けてきた。著書に『歌のなかの言葉の魔法』『小田和正ドキュメント1998-2011』『Mr.Children 道標の歌』『槇原敬之 歌の履歴書』など。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

91
サザンが結成されるまでの経緯、デビュー、曲の紹介が書かれている。「勝手にシンドバッド」でブレイクし多くの名曲やアルバムで日本でトップクラスのバンドになり現在もなお活躍中。私はカセットテープに吹き込んだ曲を流しながら海岸沿いを走るのが好きだった。初期から1990年ぐらいまでが自分の中では一番サザンが好きだった時代。それも1990年半ばくらいからあまり聞かなくなった、年とともに音楽の嗜好が変わってきたことと、彼らの局長が私と合わなくなったこともあるのかな。いずれにしても素晴らしいバンド、爺、ババでも頑張れ2024/12/02

きみたけ

67
著者は、音楽評論家として40年以上のキャリアを持ち、長年にわたりサザンオールスターズの魅力を言葉として紡ぎ続けてきた小貫信昭氏。桑田佳祐氏へのインタビューやコンサート取材を通じて、学生時代からデビュー直後のエピソード、ソロ活動時のメンバーとの関係性、ヒット曲・アルバム制作の裏側などを書き下ろした一冊。ご本人は「邪道系ミュージシャンとして生きる」、「新曲を作ること」でしか王道に太刀打ち出来ないと語っていますが、いやいやサザンは王道です😄2025/03/22

まちゃ

67
昨年デビュー45周年。今月の「ROCK IN JAPAN 2024 in HITACHINAKA」が最後の夏フェスとなったサザンオールスターズ。サザンの楽曲とアーティストとしての魅力をデビュー当時から辿った一冊。『稲村ジェーン』あたりから聴くようになった世代ですが、楽しめました。2024/09/23

Shoji

41
私はサザンオールスターズのファンである。しかも、筋ガネが入っている。桑田佳祐に心酔しており、彼は私にとって神なのだ。サザンオールスターズ応援団の会員番号の若さには、地味に自己満しているのだ。思い出の曲やシーンは次から次へといくらでも。どれほど泣き、笑い、感動し、勇気を貰ったことか。この本の著者は音楽評論家、45年強のサザンのヒストリーを時系列に綴っています。若かりし日から今までの思い出を蘇らせてくれる一冊だった。まだまだ、サザンの活動は続くようだ。ずっと応援していきます。2024/08/30

ぐうぐう

39
とても誠実な一冊だ。サザンに対して。評伝とは得てして冷たい印象を与えてしまうし、高飛車な姿勢を感じてしまうこともある。けれど、この本からはとても温かみを覚えるのだ。それでいて、音楽評論家としての立ち位置をきちんと堅持し、戯れではない内容になっている。それは、曲を中心にしてサザンを語っている点からもよく理解できる。曲こそがサザンを表しているとの強い意志を感じるのだ。シングルはもちろんのこと、アルバム収録の一曲一曲を丁寧に解説する手法は、(つづく)2024/09/03

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