ヴァネッサの伝言 故郷

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ヴァネッサの伝言 故郷

  • ISBN:9784779005374

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内容説明

時は中世、ヨーロッパ内陸部。魔境ギガロッシュの果てからヴァネッサの民が開放されて3年半、プレノワールの領民として生まれ変わろうとしていた村人のもとに、少年ラフィールが帰ってきた。彼もまたプレノワールで新しい生活を始めるが、今は亡き兄シルヴィア・ガブリエルの大きすぎる存在が彼の心を悩ませる。ヴァネッサの民は、その高い技術が大きな利益を生むことから政治に利用され、領民の根深い偏見も消えることはなく、試練が次々と彼らを襲う。兄に対する憧れ、拒絶、理解を経て、ラフィールがようやく掴みかけたものとは? そして、ギガロッシュの向こうへ捨ててきた故郷をもう一度ヴァネッサの民の心に取りもどすために、鍛冶職人の親方ガストンが起こす行動とは? 誇りを持って生きるために必要なものは何かを問う、長編ノベル。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ホン

2
200年もの間、魔境に住んでた人々が広い世界に開放され馴染んでいく物語、同じ仲間でも技術を持つ者そうでない者との軋轢、偶然の出会いによる積み重ねで たまたま命拾いできたとか、長老によりまた出発点の魔境に戻り仲間の心の支えになろうとしたり多彩な人間の営みをを通して登場人物が少しでも納得のいく命の使い方を目指している。日本人作家による おそらく中世のヨーロッパを舞台にしたストーリーみたいだが こういう設定のほうが作者が描きたい人間模様を忠実に書けると思ったのかもしれない。つい「走れメロス」の太宰治を連想する。2017/04/10

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