- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(日本)
出版社内容情報
かつて「大衆娯楽の王様」といわれた「パチンコ」は、いつ、どのように誕生したのか。著者はそのルーツを探るため、30年以上にわたって、国内外の現場に赴き調査を継続、2020年に私設の「パチンコ誕生博物館」を開館させるまでにいたった。その全貌を、蒐集したパチンコ台ほかの遊技機、映画、文学、写真、新聞、特許資料、そして関係者たちの証言等を駆使して明らかにした、パチンコ史の決定版。
内容説明
バガテールの伝来、ウォールマシンの登場、そしてパチンコの誕生へ。昭和を象徴する大衆娯楽「パチンコ」の全貌を物語る。ミン・ジン・リー『PACHINKO』の時代背景もより深くわかる、パチンコ史の決定版。
目次
パチンコの神様「正村ゲージ」
ねつ造正村ゲージ伝説
「バガテール」の伝来
「ウォールマシン」の誕生
「一銭パチンコ」の誕生
「パチンコタイプ菓子販売機」の誕生
昭和八年、大流行の「コリントゲーム」
鈴富商会の創業と全国展開
昭和六年、大阪に次ぎ金沢でパチンコ機生産が始まる
昭和一〇年過ぎ、日本製現存最古の「ピンボールマシン」
昭和一〇年頃「メタル式パチンコ」大陸進出
現存最古の「スマートボール」
パチンコ、第二の誕生
七・七禁令と企業整備令で、パチンコ地下に埋もれる
パチンコ再開、ねつ造正村ケージの始まり
武内国栄と長崎一男の確執
「正村ゲージ」は正村竹一の考案ではない
吉行淳之介、第一回パチンコ文化賞受賞
パチンコホールのオートメーション化
手打ち式パチンコの終焉
ミン・ジン・リー『PACHINKO』の時代
著者等紹介
杉山一夫[スギヤマカズオ]
1950年、横須賀市生まれ。72年、同市在住の、若江漢字・栄〓夫妻に銅版画の手ほどきを受ける。以後独学で内外の国際展に出品。アンダーワールドの女性たちを描き、82年、日本版画協会奨励賞受賞。主な受賞歴に、91年、第3回ルブリン・マイダネク国際反戦芸術トリエンナーレ準大賞受賞など。大英博物館ほかに作品収蔵。神奈川国際版画アンデパンダン展委員、日本版画協会委員、かながわ版画振興会事務局長を経て、89年、昭和が消えるとともにパチンコのルーツ解明に挑む。2020年6月、パチンコ誕生博物館をオープンする。現在、日本版画協会、日本美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
jackbdc
hirayama46
Go Extreme
三田郎