内容説明
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それまでの人生で正真正銘、見たことのない光景が広がっていた。場所は郊外のとあるマンションの一室だ。
玄関を開けたらごみ……?
肩の高さまでごみがある……?
目を逸らすことができなかった。
「柴田さんは、外で待っていてください」とグイッと防塵マスクを口まであげ、防護服を着た作業員が躊躇せず中に入っていった。
すごい。かっこいい。
それが正直な感想だった。
~「はじめに」より抜粋
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ごみ屋敷清掃員としても働くお笑い芸人柴田賢佑が語る、ごみ屋敷の内部とは……?
生ごみがもはや土に還るキッチン、おしっこが入れられたペットボトル、猫への飼育放棄で崩壊した糞まみれの部屋など、あり得ない光景の数々に清掃員が格闘します。また、それぞれに事情を抱えて暮らす住人たちとの交流も。
ごみ屋敷のリアルをお伝えします。
■プロフィール
柴田賢佑(しばた・けんすけ)
1985年北海道生まれ。7歳からアイスホッケーを始め活躍するも、20歳で芸人を目指し上京。2007年に柳沢太郎とお笑いコンビ「六六三六(ろくろくさんじゅうろく)」を結成。2016年より、芸人活動のかたわら、生前整理、遺品整理、ごみ屋敷の片づけなどを行う会社に勤務。2024年に新会社「お片付けブラザーズ」を設立し、関東を中心に、片づけの手伝いやリユースサポート、発信などを行っている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けいぴ
40
エロ屋敷、紙屋敷、生ごみ屋敷、猫屋敷、弁当がらやしき、虫屋敷、者屋敷、尿ペットボトル屋敷、などなど。そして、個性的な住人。明るく書かれてるので楽しく読めましたが、いくら仕事でも片付けてくれる方々はほんとすごい。 ごみ屋敷になるのは離婚、死別、リストラなど何かしらの「きっかけ」があることが多いそう。誰にも可能せがある。2024/08/15
鯖
21
エロ屋敷、生ごみ屋敷、猫屋敷、虫屋敷、尿ペットボトル屋敷等みんな違ってみんな嫌。そこに行きつくまでにどうにかならんかったのか…という気持ちにはなる。業者入れてもリバウンドするだけではと思ってたけど、そこから立ち直った方が涙したというエピが入ってたのが救い。業者を呼ぼうって思えるだけでもう動き出したってことだもんなあ…。必要以上に無関心に見える依頼者さんたちに著者が怒りを押し殺すシーンも書かれてたけど、己のプライドを保つのに依頼者さんたちも必死なんだろうなあと思った。2024/09/28
ごへいもち
10
相当高額報酬じゃないと2025/08/24
坊っちゃん
5
★★★★2025/10/14
チョビ
3
ごみがライスワーク兼ライフワークの芸人さんがまだいたとは!こちらは公務員的なというより、株式会社のバイトという感じで、引越しを機会に文字通り足の踏み場どころか空気を吸う場所もないほどの物持ちさんのお片付けと人生のお手伝いに意味合いを見出してて、すごいな、と思う。ただし1章「命をなんだと思っているねん」という客がいるので、そこを耐え切れるOR読み飛ばせば良本かと。いや、本当におあとがよろしければって本当だな。2025/06/19
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