内容説明
日本国際児童図書評議会「おすすめ!日本と世界の子どもの本 2025」選定図書
2023年5月。とある高校の高野連加盟が承認された。 青鳥特別支援学校―知的障がいのある子どもたちが通う学校だ。 夏の甲子園の予選にも連合チームで参戦。それは100年を超える高校野球の歴史の中でも大きな一歩だった。 障がいがある高校生が、ほかの球児たちと同じように、野球を楽しみ、挑戦する姿を描いたノンフィクション読み物。 まだまだ遠い先かもしれない。だけど、「待ってろ! 甲子園」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chimako
77
特別支援学校に勤務している息子は「青鳥特別支援学校ベースボール部」を知っていた。高野連に加入し(加入することができ)、甲子園を目指すことが出来るようになった経緯についても細かく話をしてくれた。特別支援学校にとって高野連に加入することの難しさについても。この本は特別支援学校が単独で試合に臨めるようになるまでの軌跡が読みやすい文章で書かれている。表紙の生徒たちの顔が良い。野球がやりたいと思っていても入部できなかったり、元々諦めていたり、興味がなかったりした生徒たちと先生の清々しい思いが詰まっている。2024/08/11
みかん🍊
72
東京の青鳥特別支援学校ベースボール部が障害を乗り越え高野連に加入し甲子園を目指すドキュメンタリー、危険だからという理由で野球をする事が出来なかったこどもたちが青鳥特別支援学校で甲子園を目指して野球をする事ができる、野球を通して身体的にも精神的にも大きく成長する事が出来た、まだまだ甲子園には遠いが将来出場できる可能性はある、熱意を持った指導者と頑張る選手がいれば夢に終わらない。2024/10/03
しいたけ
70
障害を理由にスポーツの部活に入ることを許されなかった子もいる。手足の筋力や感覚が低下していく難病を抱えた子も。彼らが硬球を扱い、しかも甲子園大会の東京都予選に出場するノンフィクション。本を読んだ後に見たNHKの特集も良かった。監督、コーチ陣の子どもらに合わせた指導方法にも頭が下がる。子どもらの頑張りにももちろんなのだが、このチームに自分たちとお揃いのストッキングを贈った慶應高校にも感動した。私の孫も特別支援校に通っているのだが、どんなことでもいい。アオハルを感じる瞬間を味わって欲しい2024/08/17
こふみ
25
青鳥特別支援学校のベースボール部のお話(ノンフィクション)。元野球部員の母としては、涙なくしては読めません。野球に真摯に取り組む子ども達の姿は最高です。頑張れ!青鳥ベースボール部!2024/09/28
そちゃ
6
さらっと。監督ではなく、ノンフィクション作家が書いているから熱量が高すぎず読みやすい。できないことや苦手なことを克服するには、本人だけでなく周りの忍耐力も必要。先生や保護者だけでなく、高野連も。2024/10/25
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