エモい世界史~「感情」はいかに歴史を動かしたか~

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エモい世界史~「感情」はいかに歴史を動かしたか~

  • ISBN:9784334962654

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内容説明

ソクラテスの処刑、仏教の伝播、十字軍の遠征、魔女裁判、アメリカ独立、ローマ帝国の没落、第一次世界大戦、そして現代――多くの歴史的事件を読み解くカギは「感情」にある。人々の「気持ち」はどう社会に影響を及ぼしたのか? どう現代を形作ったのか? 心理学、神経科学、哲学、美術史など、幅広い知識をもとに、時代・文化・地域によって異なる「感情」の動き方を通して、世界史を概観する知的興奮の書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ceskepivo

4
歴史は、人間の営為の積み重ね。人間は感情で動く。そして、歴史も感情で作られるということか。2023/10/29

kentake

3
その時々の人間の感情が、人類の歴史にいかに影響を及ぼしてきたかについて、実例を挙げつつ解説されている。 歴史上の出来事を、その背景にある人間の感情という視点から見ることにより、これまでなぜそのような展開になったのか疑問に感じた事柄についても、その時々の当事者が感じていた忌まわしさや恥の感情、他集団に対する固定観念などが作用した結果であったということがわかり面白い。 また終盤で、物事を理解するための身体感覚を持たないAIは感情を抱くことはできない、という説が紹介されている点には、やや安心した。2024/03/15

takao

2
ふむ2023/12/18

Shori

2
タイトル軽めだが、第一線の感情史研究者による優れたガイド本だった。感情は近代概念として構築されたもの。生物としての普遍感情を探る派と、文化による構築物ととらえる派に二分されてきたが、昨今は文脈が不可分とする感情構築理論が優勢になってきているとのこと。感情は自然に備わったものと無意識に考えていたが、客体としてみると奥深い。宗教・思想、近代国家成立(特に米ソの正反対のようで本質的に同一の感情統制の試み、中国の屈辱)への影響の語り方が新鮮だった。2023/11/27

1
読みにくい。 世界史というか古代からの世界の宗教観の解説という感じ2025/10/30

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