内容説明
人気と実力を兼ね備えたカリスマ美術家たちは
どのような学生時代を過ごしてきたのか。
運命を変えた若き日の出来事とは。
延べ千人以上の美術家たちを取材してきたベテラン美術ライターが
彼らの知られざるバックボーンに迫る!
【掲載作家】
舟越桂、塩田千春、千住博、永山裕子、小谷元彦、
町田久美、堀江栞、諏訪敦、池永康晟、山口晃(敬称略)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つーちゃん
11
日本のスゴイ現代アーティストたちの学生時代を取材した本。舟越桂の凛として柔らかい聖母像を想像しながら読み進めたら次ページに《水に映る月蝕》でギョギョっとさせられるし、お茶目キャラな塩田千春の面白トークの次ページに荘厳な《掌の鍵》があったり、はたまた堀江栞という名前のすぐ次ページにハシビロコウがどーーんと来たり。作品を登場させるのうまいなぁ。池永康晟が、「美術は"上手対決"ではなく"愛され対決"」と言い、そのために「自分の執着に嘘をつかない」ってあたりサイコーだよね。2023/03/20
ganesha
5
長く美術雑誌に関わり、多くの美術家に取材を重ねている編集者による、10名の現代美術家へのインタビュー集。舟越桂のトラピスト修道院のエピソードと、山口晃の階段を一段登った瞬間とそれにすぐ気付いた先生が印象的だった。2024/08/22
kaz
2
一言で言えば、若いころはいろいろあったということなのだが、フォーカスを当てるのがそこで良いのかという気はする。図書館の内容紹介は『美術家たちはどのように唯一無二の「自分」を確立してきたのか。舟越桂、塩田千春、千住博、町田久美、山口晃など、第一線で活躍する美術家たちにインタビュー。学生時代の話を中心に、知られざるバックボーンに迫る』。 2023/07/16
takao
2
ふむ2023/01/12
のせち
1
芸術家たちの学生時代はもちろんのこと、作品を生み出す過程にもスポットが当てられている。近年AIによる画像生成が話題になっているが、作品の裏にある物語も重要だと感じる。2023/01/28