モンテーニュ随想録1

個数:1
紙書籍版価格
¥13,200
  • 電子書籍
  • Reader

モンテーニュ随想録1

  • ISBN:9784336057594

ファイル: /

内容説明

※本電子書籍は単行本『モンテーニュ随想録』を分冊にしたものです。
1巻には
  はしがきに代えて―――モンテーニュとの六十年―――
はしがき―――『随想録』五十年の歩み―――
  モンテーニュの知恵
  はじめて『随想録』を読む人のために
  目次
  凡例
  『随想録』
  読者に
第一巻 
  第一章 人さまざまの方法によって同じ結果に達すること
  第二章 悲哀について
  第三章 我々の感情は我々を越えてゆくこと
  第四章 ほんとうの目あてがつかまらないと霊魂はその激情を見当ちがいの目あての上に注ぐこと
  第五章 包囲されたお城の大将は講和の際その城を出るべきや否や
  第六章 講和の時の危険
  第七章 我々の行為は意志によって判断されること
  第八章 無為について
  第九章 嘘つきについて
  第十章 弁舌には早いのも、のろいのもあること
  第十一章 予言について
  第十二章 勇気について
  第十三章 王侯会見の儀礼
  第十四章 幸不幸の味わいは大部分我々がそれについて持つ考え方の如何によること
  第十五章 みだりに一つの砦を固守する者は罰せられる
  第十六章 卑怯の処罰について
  第十七章 或る使臣たちの態度
  第十八章 恐怖について
  第十九章 我々の幸不幸は死んでから後でなければ断定してはならないこと
  第二十章 哲学するのはいかに死すべきかを学ぶためであること
  第二十一章 想像の力について
  第二十二章 一方の得は一方の損
  第二十三章 習慣のこと及びみだりに現行の法規をかえてはならないこと
  第二十四章 同じ意図から色々ちがった結果が生れること
  第二十五章 ペダンティスムについて
を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

89
昨年亡くなった母が読んでいたものをもらってきて読みました。これは新版ではなかったけれど同じ関根秀雄さんが完訳されて1958年に発売されしかも皮装で1500ページ以上もあり聖書のような小ささでも文字もかなり小さく読むのに大変でした。私は昔関根訳の抄訳を読んだり、中公の世界の名著で読んだりしていたのである意味内容的には理解できていたので読んだことにしました。聖書と同様に枕元に置いて開いたページを読んでいます。2024/05/28

荏苒 byn

4
モンテーニュ訳の大家。広辞林くらいの大冊、重さ1.9キロ。4分冊位にしてもらわんと。文字も小さい。端座机上版。ボルドー本テキスト。網羅的注釈は無いから、初学者は岩波版等の方が良い。各章前毎に解説、章中にも背景説明が入ったり入念。他にも訳本は松浪版・原版・宮下版と有るが、本作は古いこともあり引用韻文の生硬感が高い。訳文次第で印象は大きく変わる。ラストのホラティウス「老年に恥多くなく、琴も弾けますように。」が「老年に恥なく、なお楽しくわが琴をかきならさしめよ」。2017/12/26

まふ

2
所謂フランス人文主義の大家の一人。ルネサンスを受けて宗教戦争の中、人間の生き方をこだわりから開放しつつ自由に拡げた思想家である。だが、正直面白くなかった。その思想のかなりの部分が現代に伝承されているのであろうか、新鮮味を感じさせない。なるほどという部分が多くなかった。こんなことを言うと叱られるかもしれないが。読み方が浅薄であるといわれるかもしれない。まあ、世に名高い随想録とはいかなるものであったか、ということを知っただけでも成果と言えるか。2004/10/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7962122
  • ご注意事項

最近チェックした商品

 

同じシリーズの商品一覧

該当件数6件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす