ちくまプリマー新書<br> 悪いことはなぜ楽しいのか

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ちくまプリマー新書
悪いことはなぜ楽しいのか

  • 著者名:戸谷洋志【著者】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 筑摩書房(2024/06発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480684882

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内容説明

「やられたらやりかえす」「ルールは破るためにある」「空気なんて知らない」「意地悪したい」「自分が楽しければいい」 これに共感する私って「ふつう」ですよね? ちょっといけないことをしたとき、ドキドキして心が躍る。意地悪、自己中、復讐にも絶妙な快楽がつきまとう。なぜ、私たちはそんな気持ちになってしまうのか? 私たちのよくない部分から、悪と善を考える。

目次

はじめに/第一章 自己チューなのはなぜ楽しいのか/勝手にハモらないでくれ! /平等の弊害/万人の万人に対する闘争/リヴァイアサンとしての権力/自己中がそれ自体で悪ではない/カラオケにおけるエゴイズム/第二章 意地悪はなぜ楽しいのか/魔王には「ぐおおおおおおお」と言ってほしい/なぜ人は悪意を抱くのか/さまざまな悪意/『こころ』における嫉妬/意地悪と同情/性格は変えられる? /第三章 復讐することはなぜ楽しいのか/「ぐぬぬ」顔を見せてみろ/復讐は悪いことか? /神なき世界の倫理/苦痛と快楽の両立/正義にかなった復讐/お金の有効性と限界/第四章 自傷行為はなぜ楽しいのか/筋トレは自傷行為か? /リストカットはいけなそう? /断食に誇りを感じられるか/誰もが納得できる行為とは? /人間の尊厳/自傷行為をしてはいけない理由/第五章 空気を読まないのはなぜ楽しいのか/制服を着崩す権利/「空気」の同調圧力/時代を支配する空気/なぜ人は空気を読むのか/本来性を取り戻す/空気を読まないで生きていこう/第六章 反逆するのはなぜ楽しいのか/空手とブレイクダンス/ルールを変えることの難しさ/「正しい生き方」とは何か/反逆の暴力性/複数性と全体主義/正しく反逆するために/「悲惨な人々」を生まないために/おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

120
重くて大切なことを、分かりやすい言葉で語る戸谷さんに注目している。本書は倫理学。エゴイズム、意地悪、嫉妬、復讐、空気を読まない、反逆というテーマを、具体例を用いて紹介し、「当たり前」を問い、「よい」と「悪い」の境界を考える。それを通じて、ホッブスの「リヴァイアサン」、ショペンハウエルの「悪意」、カントの「ルール」、ハイデガーの「本来性」、アーレントの「複数性」などの哲学的な重要概念に導く構成は見事。漱石の「こころ」や「カラマーゾフの兄弟」などの文芸作品の引用も魅力的。プリマー新書に相応しいいい本だと思う。2024/07/26

☆よいこ

78
分類150。善と悪について。哲学についての本なので答えが書いてあるわけではない▽[1.自己チューはなぜ楽しいのか]それ自体は悪ではない[2.意地悪はなぜ楽しいのか]悪意、嫉妬、意地悪[3.復讐することはなぜ楽しいのか]苦痛と快楽の両立[4.自傷行為はなぜ楽しいのか]よい自傷と悪い自傷[5.空気を読まないのはなぜ楽しいのか][6.反逆するのはなぜ楽しいのか]反逆の暴力性を知っておくべき▽読みやすいが、高校生向きかも。悪いことをして後悔しているなら「もう二度としない」こと。前を向いていきましょう。2024.62024/11/26

れっつ

40
目を引くタイトルに知りたい欲を刺激される。このような本を待っていた。文学博士かつ哲学・倫理学者でもある著者が、身近な自分の体験や内外文学の例、そして名だたる哲学者たちの考え方を紹介しながら、湧き上がる疑問に従い、順を追ってフレンドリーに分かりやすく解説していく本書。世の中の、良くないと思われる数々のことを分析し、何故そうなのか、果たしてそれは本当か、と根本を問い直すことは今の時代必要不可欠。世間や同調圧力に加担せず、唯一無二の自分自身として生きるために知るべき内容が満載。大人も中高生も一読の価値ある1冊!2024/08/17

タルシル📖ヨムノスキー

30
中学時代、隠れてタバコを吸ったり酒を飲んだり、変形学ランを着たり(コレは隠れてないな)なんてことをやって背伸びしていました。まさに悪いことは楽しかった。それはさておきこの本は、自己チュー、意地悪、自傷行為、空気を読まないなど、誰もが心当たりがありそうな身近な事例を挙げ、倫理学、哲学的視点から解説してくれている本。特徴的なのは例えばハイデガーやショーペンハウアー、アリストテレスなどそっち方面では有名な学者たちの理論を、夏目漱石の〝こころ〟や〝レ・ミゼラブル〟などの現代文学を例に出して説明しているところ。2025/12/30

Roko

29
悪いことはなぜ楽しいか?と聞かれたら、わたしは、「禁止されるほど、それはきっと魅力的なのだろうと思うから」なのだと答えます。大人にならなければお酒やたばこはダメだとか、大人にならなければ結婚できない(これは「小さな恋のメロディ」で幼い2人が考えたことでしたね)、制服は着崩してはいけない、大人には許されているのに子どもだからダメということに対して、それを破ったらカッコいいじゃんと思うのは、いつの時代の若者でも考えることです。そして、その気持ちは歳をとっても意外と変わらないものです。2025/09/07

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